高市首相の「ここだけリーダーシップ」人事で買った恨み

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有村氏は固辞

 もっとも、政権の生みの親である麻生太郎副総裁は「石井氏留任」を高市氏に進言していたという。

「次期総裁選をにらみ、今回、党内で唯一派閥を維持する麻生氏への”配慮人事”に終始した高市氏ですが、それでもこれだけは首を縦に振りませんでした。それだけ怒りが大きかったということでしょう。麻生氏は総務会長だった有村治子参院議員を後任に推していましたが、有村氏自身もこれを固辞しました。有村氏はそこまで出世意欲はないですし、自身が石井氏に代わって参院幹事長に就けばハレーションが生まれることは間違いない。ひとことで言えば“火中の栗”を拾わなかったということでしょう」(同)

 ほとんどのことは麻生氏に従った高市氏が、「ここだけは」と発揮したリーダーシップ。それが吉と出るかは微妙なところだ。

 直近では続投を意識した石井氏が作成した「石井カレンダー」なる政治日程が作成され、拡散されていたという。高市氏に恨み骨髄の石井氏がこのカレンダーを無効化する、つまりスケジュールが狂うように動くことはそう難しいことではないとされる。そうなれば結局、参院は思うようには動かせない。”敵”をフリーにしたことにより、自ら作ったかもしれない落とし穴を高市氏は乗り越えることができるだろうか。

「高市氏には参院独自のルールなんて関係ない、直近の衆院選で獲得した316議席の方が重みはあるし、国民にもわかりやすく伝わるはずだとの考えが強いとされています。それを基に突き進むのでしょう」(同)

デイリー新潮編集部

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