「ゆくゆくは愛子に天皇になってほしい」 上皇さまが抱えておられる「お心残り」とは 「皇統が途絶えることを心配され…」

国内 社会

  • ブックマーク

「ご自身が築いてこられたものが否定されたかのように」

 象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉教授が言う。

「上皇さまは、決して“愛子さま限定”というわけではなく、世論に沿う形で男女にこだわらず皇位継承権を付与することが、象徴天皇制を安定的に続けていく上で重要だとお考えになったのでしょう。にもかかわらず、国民の理解を得られているとは言い難い男系男子の養子案が法制化されてしまった。これまでご自身が築いてこられたものが否定されたかのようにお感じになっていると思います」

 そうしたお気持ちもあり、

「89年と同じく大規模な葬儀を執り行おうとしているであろう政権に今回“大幅縮小”という強い反対のご意思を突き付けられたのではないでしょうか」(同)

 ところで、その上皇さまの最近のご様子について宮内庁担当記者は、

「現在は赤坂の仙洞御所で静かに過ごされています。上皇后さまとご一緒に御所のお庭を散策なさり、週に2回はハゼの研究のため、皇居にある生物学研究所に赴かれています。昨年は心臓の持病で2度入院されており、現在も投薬治療が続けられています」

 としながら、

「今年の夏は、那須御用邸と軽井沢でのご静養が、いずれも取りやめとなりました。軽井沢は、暑さが続くからという理由でしたが、それでも昨年は暑い中、ご夫妻でキャベツ畑を散策なさっていた。ご年齢とともに、ご体調が案じられるところですが……」

 そのご心中が晴れ渡るのは、いつの日か。

 前編では、あらためてあらわになった皇室と政府との隔たりについて報じている。

週刊新潮 2026年9月17日号掲載

特集「『将来、愛子に天皇になってほしい』 終活『上皇さま』のお心残り」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。