沖縄県知事選で玉城デニー氏を悩ます「極左暴力集団」と「共産党」 辺野古事故被害者の遺影で妨害する配信者まで出現 「兵庫県知事選の再来」の悲鳴も

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 事実上の一騎打ちとなった沖縄県知事選(9月13日投開票)。立憲民主党、共産党、社民党など辺野古基地移設に反対する「オール沖縄」が支援する現職・玉城デニー氏(66)が、自民党と日本維新の会、国民民主党などが推薦する前那覇市副市長の古謝玄太氏(42)に苦戦を強いられている。陣営を悩ますのは、3月に辺野古沖で船が転覆して女子高生が亡くなった事故だ。事故がきっかけでこれまでの異常な反基地活動や平和教育が炙り出され、玉城氏は過激派とのあらぬ関係まで勘ぐられているのである。

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「沖縄とは全く関係ない人たちが…」

 沖縄県知事選は国の安全保障を左右するとあって、かねてから全国的な注目を集めてきた。いざ選挙となれば右派左派ともに活動家たちが全国から駆けつけるのが風物詩だったが、SNS全盛の時代を迎えて注目度に拍車がかかっている。

「兵庫県知事選の再来みたいなものですよ。沖縄とは全く関係ない人たちがこれまでかというくらいSNSで玉城さんを叩きまくっている。最近は若者を中心にSNSが投票行動に影響を及ぼす傾向があり厳しい展開です」(玉城陣営関係者)

 確かにXやYouTubeで「沖縄県知事選」と検索すると、凄まじい量の誹謗中傷を含めた両陣営の批判が出てくるが、玉城氏に対するものが圧倒している。中でも陣営が気にするのは辺野古事故への批判にまつわる〈極左暴力集団〉というワードだ。

 元となったのは、6月の県議会で県警幹部による「沖縄の基地反対抗議活動を行っている者のうちに極左暴力集団を確認している」との答弁だった。それを受け、8月11日、石垣市で開かれた元那覇市副市長の古謝玄太候補への支援集会で、自民党県議が玉城氏について「極左暴力集団が全部支えている」と発言。〈極左暴力集団〉はSNS上で一気に拡散した。

「赤旗」が反撃するも不発か?

 極左暴力集団は革マル派、中核派などの過激派を指す言葉である。玉城氏は「切り取り発言で、全体がそういう集団だというのは事実無根。公職にある人が発言で誤解を広げることがないようにしてほしい」と抗議したが、

「逆にSNSでは“一部は事実だと認めたんだな”と燃える展開に。実際、玉城氏が過激派から支持を受けている事実はない。反基地運動で“共闘関係”にあったとはいえ、過激派と一緒くたにするのはさすがに行き過ぎた批判です」(地元記者)

 これまでは心強い味方だった日本共産党も足を引っ張る要因となっている。共産党が事故を起こした船を運航する「ヘリ基地反対協議会」の構成団体だったからだ。事故を起こした船の船長は「日本共産党沖縄北部地区委員会農林漁業対策部長」で、今帰仁村議会議員選挙に党公認候補として立候補したこともある人物だった。

「9月3日には、玉城氏の演説中に『討伐隊シロー』と名乗る活動家が『子どもを殺した共産党』などと虚偽の事実を連呼したとして、共産党沖縄県委員会が名誉毀損で刑事告訴する騒ぎも起きました」(同)

 一方、共産党の機関紙である「赤旗」は2日、8月上旬に古謝氏が那覇市内のホテルで開いた決起集会で提供した「飲み放題プラン」が、本来価格の2420円から約6割引きの1人1000円で提供されていたことを公職選挙法違反の疑いがあると報道。反撃に転じたが、

「今のところ世論を動かすには至っていません」(同)。

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