「まとめ買いは損」「今すぐ格安スマホに」 節約のプロが教える物価高対策

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まとめ買いで損する理由

 分かりやすい例を挙げましょう。「今夜はチキンのトマト煮にしよう」と決めてスーパーへ行ったとします。ところがその日、鶏肉は特売でも何でもない。それでも献立を決めてしまったから買うしかない。一方、特売で豚こまが安く出ていても、今日のメニューには使えないからスルーする。これが、食費がかさんでしまう典型的なパターンです。

 では、どうするのがいいでしょうか。例えば、3日分の食材を買いに行くとします。まず肉・魚売り場でお買得品を中心にメインの食材を日数分確保する。ブリの切り身を4切れ、豚ロースを1パック、牛のこま切れを1パック。それが決まってから野菜売り場に戻り、ブリなら大根を、ロースなら付け合わせの野菜を選ぶ。このように組み立てると、メインを肉、魚、肉と交互にバランスよくそろえられるので、毎日同じものが続くこともありません。

 予算の管理には「3対1の法則」を使っています。食費の予算を「日々の食材:ストック食品=3対1」に分けるのです。例えば食費が月4万円のご家庭なら、日々の食材に3万円、米・調味料・乾物・缶詰などのストック食品に1万円。調味料を日々の買い物のたびに買うと、「今日は3000円で抑えよう」と思っても予算を食いつぶしてしまう。ストック食品は月1回まとめて買う。それがやりくりを安定させるコツです。

 なにより、嗜好品のまとめ買いは、特に注意が必要です。お酒が好きな方がビールを箱でまとめ買いすると、いつも1日1本の方が2本飲むようになる。カップ麺もなければ食べないのに、あると小腹が空いた時に手が伸びる。お菓子も同じです。まとめ買いで「得をした」はずが、消費量が倍になって結局は損をしているのです。嗜好品は、その日食べる・飲む分だけを買う。これが鉄則です。

ネットスーパーの活用

 ネットスーパーも上手に活用すると節約の効果が高まります。冷蔵庫の中を確認しながら注文できるので買い忘れや重複買いがなくなる。ネット画面のカートに入れた時点で合計金額が出るので、予算管理がしやすいのも利点です。

 店頭と違って、新商品やおいしそうなものに目移りして余計なものを買うこともない。購入履歴から定番品を素早く注文できるのも便利です。実店舗との使い分けはシンプルで、米や調味料など重いもの、月1回のストックまとめ買いはネットスーパー。日々の生鮮食品は実店舗で選ぶ。この2本立てで無駄のない買い物ができます。

 チラシのアプリも積極的に使いましょう。新聞の折り込みチラシが減った今、スーパーの特売情報はアプリに移っています。いつも行くスーパーのアプリを登録しておけば、何曜日にどんな特売が出やすいか、ポイント何倍デーはいつか、などが分かってくるので、さらに効率よく節約ができます。

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