「まるで振り込め詐欺のアジト」「足を引っ張ってんのはオマエや、ここで土下座せえ」 郵便局員を不正に追い込んだ壮絶ノルマと懲罰研修
日本郵便の郵便事業は、郵便物の取扱量の減少などを原因として、厳しい収支状況が続いている。こうした状況を受け、総務省は今年8月、郵便事業の持続可能性を検討する有識者会議を立ち上げた。その焦点となるのは配達頻度を減らしたり、差し出しから届くまでの日数を延ばしたりするなど、全国一律のサービス水準の見直しだ。
その巨大な郵便局組織では、かつて厳しい営業ノルマを背景に、顧客を欺くような保険営業や、職員を追い詰める「懲罰研修」が横行していた。
早稲田ジャーナリズム大賞も受賞した西日本新聞記者・宮崎拓朗氏が関係者1000人以上の「叫び」を基に窓口の向こうに広がる絶望に光を当てるノンフィクション『ブラック郵便局』から抜粋し、郵便局員を不正へと追い込んでいった巨大組織の驚くべき実態を紹介する。...

