パワハラ疑惑で百条委「稲森稔尚」伊賀市長…恩師が“非業の死”を遂げた「差別事件」の過去 市長本人は「未熟だったということ。間違った認識でした」と釈明

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「他意はありません」

 さて、稲森市長はどう答えるか。携帯電話に連絡して話を聞いた。まずは中高時代の差別発言と、出身中学の教頭が亡くなった件について尋ねると、

「知識も学習も不足していて未熟だったということです。間違った認識でした。(教頭の死は)その問題がきっかけになったかどうかは分かりません。たしか“急死”としか知らされなかったと思います」

 高校退学と、学歴を大学以降しか開示していない理由についてはこう釈明した。

「退学は(差別発言が原因でなく)学校が合わなかったためです。(高校に)なじめなかったのは複合的な理由からですが、進路変更をして大検を受けました。経歴については、報道機関から“最終学歴を書いて”と言われたから書いただけで、他意はありません」

 市長という職責にありながら、自身の過去の言動をどう考えるのかを問うと、

「講演会に参加したり、当事者に会ったりして、人権問題を勉強してきました。人間には誰しも差別意識はあると思いますが、それに向き合い、差別のない社会をつくっていきたい」

 不倫スキャンダルにパワハラ疑惑と、市長になってからも相次ぐトラブル――。これも“未熟”だった過去と向き合った結果なのだろうか。

週刊新潮 2026年8月27日号掲載

ワイド特集「変な噂 悪い噂」より

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