崩落止まらぬ「リブゴルフ」今週末で“最後”の可能性…「最終戦キャンセル」を隠し続けたCEO、生き残り策に失敗か

スポーツ

  • ブックマーク

今年4月から始まった「消滅危機」

 サウジアラビアの政府系ファンド「PIF(パブリック・インベストメント・ファンド)」の支援を受け、2021年に創設されたリブゴルフ。翌2022年から試合開催を開始し、これまでの4年間は毎年、派手で賑やかなチーム・チャンピオンシップ(チーム選手権)でシーズンを締め括ってきた。

 しかし、PIFからの支援が2026年いっぱいで打ち切られることが今年4月に突然発表されると、リブゴルフはいきなり消滅の危機に瀕し、今季の大会開催も危ういと言われ始めた。

 スコット・オニールCEOは「今季の大会は予定通りだ」と、すぐさま強気で言い切った。しかし、ルイジアナ大会は早々に延期・中止され、8月27日から30日に開催が予定されている最終戦のチーム・チャンピオンシップは「開催されないのでは?」「開催したくてもできないのでは?」という噂が6月ごろから広がり始めた。

 というのも、試合会場である米ミシガン州デトロイトのザ・カーディナルでは、選手たちが歩く大がかりなブリッジや大規模なコンサートのためのビッグステージ、ファンサービスのためのホスピタリティテント、巨大な観覧席といったインフラの設営が、本来なら開催2か月前ぐらいから開始されているはずだったからだ。

選手たちにメモで伝達

 そうでなければ試合開催に間に合わないと見られていたが、2か月前どころか、1か月前になっても、2週間前になっても、設営工事は何ひとつ始まらなかった。それなのに、オニールCEOからは、大会開催の可否に関するアナウンス等々が一切行われないという曖昧な状態が続いていた。

 だが、今週のインディアナポリス大会(8月20日から23日)の開幕を控えた17日、オニールCEOは選手たちにメモを渡し、最終戦のチーム・チャンピオンシップは行わないことをようやく伝えた。

 メモの中には、インディアナポリス大会が今季のチーム優勝を決めるチーム・チャンピオンシップを兼ねることも併記されていた。

 いずれにしても、このインディアナポリス大会がリブゴルフの今季の最終戦となることが、とうとう明らかになった。

「今季は予定通りだ」と豪語したオニールCEOだが、画策してきたリブゴルフの生き残り策は、どうやら失敗だったと言わざるを得ない。

次ページ:会場設営の工事は行われず

前へ 1 2 3 次へ

[1/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。