「腐りきってる…」“福岡県議会のドン”への辞職勧告案が“採決中止”…緊急動議を出した蔵内議長の元秘書は「潔白は信じております」 疑惑の解明より“権力闘争”に精を出す自民県議団の異常事態
起きていることは「権力闘争」
鈴木氏は「ところが、いきなり議会は決議の中止を可決してしまいました。『何が起きたのか、さっぱり分からない。妙にモヤモヤする』というのが皆さんの率直な感想だと思います」と言う。
「実は今、福岡県議会で起きていることは『“政治とカネ”の問題を追及する』という側面もあるとはいえ、文字通りの『権力闘争』でもあるのです。まさに“蔵内議長派”と“反蔵内議長派”の暗闘が現在進行形で繰り広げられているからこそ、普通の国民には理解不能のことが起きてしまうと言えます。例えば『なぜ突然、蔵内議長に対する告発が相次いだのか』という点を考えるには、来年4月に統一地方選が実施され、福岡県議会選も行われる予定だということを踏まえる必要があります」
蔵内議長は当然10回のベテラン議員だ。今年の12月には73歳となる。鈴木氏は「今回の疑惑とは関係なく、もともと地元の選挙区では『蔵内議長の後継問題はどうなる?』との関心も集まっていたのです」と言う。
「来年は福岡県議会選挙、というタイミングで蔵内議長の様々な問題が浮上しているという時系列は、来年の選挙に向けての権力闘争と見ていいのでは。蔵内議長は依然として大きな権力を保持しており、具体的には県の人事や予算をしっかり掌握しています」(同・鈴木氏)
県議の関心事と国民の違い
「ドンである蔵内議長は『議長辞職勧告決議案』が採決されるような屈辱は受け入れるわけにはいかない。決議案が提案されてから、自民党の県議の間では水面下で様々な動きがあったはずです。その中で蔵内議長は『しかるべき時期が来たら、自分で議長を辞める』ことを明らかにしました。 少なくとも今もまだ蔵内議長を無視した県議会の運営は考えられないし、自民党県議団も気を遣っている部分がある。『とりあえず丸く収めた』というのが今回の決議中止。本質的な疑惑や問題の追及ではなく、権力闘争であることを今回の展開は雄弁に物語っていると思います」(同・鈴木氏)
あくまでも県議にとって最大の関心事だが、鈴木氏によると今後の焦点は「いつか議長のポストは辞任するにしても、蔵内県議が議員を辞めるかどうか、果たして来年の県議選に出馬するのかどうか」だという。
はたして自民県議団に自浄作用が働く日は来るのか。“ドン”に反省の色が伺えないことは、関連記事【「批判は見当違い」「扇動されたマスコミと世論が…」 福岡県議会“カツアゲ”疑惑 渦中のドン・蔵内議長が支援者に送った「説明文」の呆れた中身】でも明らかだ。
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