特攻前夜に“白い絹のマフラー”を贈り…「人間魚雷」隊員たちに母と慕われた女性 戦後も位牌に朝晩手を合わせ続けた生涯
特攻隊員たちの母
1942(昭和17)年6月のミッドウェー海戦は、太平洋戦争における大きな転換点といわれる。この戦いに敗れた日本の戦況は日ごとに悪化し、ついには爆弾ごと相手に体当たりする特別攻撃隊(特攻隊)の導入に至った。人間が“魚雷の搭乗員”となる「回天」はその1種で、戦後には数多くの映画や小説、ドラマ、漫画などの題材となっている。
最初に訓練基地が設けられたのは、山口県周南市の徳山湾に浮かぶ大津島。当時の関連施設が多く残され、回天記念館とともに現在は平和教育の重要拠点である。...

