帰省シーズンの新幹線で「忘れ物」と同じくらい多い“トラブル”とは? 「最近はイヤホンで音楽を聴きながら移動する人が増えたので……」
忘れ物はとにかく増える
たくさんの荷物を持って移動するため、車内に忘れ物をするケースもこの時期は特に多い。特に、お土産が入った紙袋を棚に置いたまま忘れてしまう人は多いし、実際にやってしまったことがある読者もいるのではないだろうか。忘れ物をした時も、落ち着いて行動するのがベストである。
「乗っていた新幹線や列車の名前、号車、席番が分かれば手元に戻ってくる可能性は高いので、落ち着いて対処してください。ただし、見つかったとしても対処方法は、忘れ物がある駅に取りに行く、着払いで送ってもらう、の2択になります。
また、駅によってタイミングは異なりますが、時間が経つと忘れ物は警察署へ持っていく決まりになっています。こうなると、警察とのやりとりになり、駅で対処することができなくなります。気づいた段階で早めに対処した方がいいですね」
なお、「まだ走行中の列車に忘れたことに気づいた」場合、走行中の新幹線車内を捜索することはできないそうだ。Aさんによると、在来線の特急では、緊急性が高い忘れ物だと車掌が捜索してくれることも稀にあるそうだが、基本的には終点に着いてからの対応となる。したがって、返却までは時間がかかると心得よう。
「降りた駅で申告し、具体的な手続き方法について聞いてください。各社や駅によって手続きが異なる場合がありますが、書類への記入や身分証の提示といった基本的な手続きを行うことになります」
家に帰ってから気づいても何とかなる
では、家に帰ってから忘れ物に気づいた場合はどうなるのだろう。
「家からでも忘れ物について問い合わせることができます。例えば、ホームページから問い合わせ用のAIと会話して、結果についてメールが送付されるタイプのものもあるので、便利です。
JRグループ間であれば、一部で柔軟な連携がとられています。JR東海の東海道新幹線で忘れ物をしたことを、JR北海道管内の北海道の実家で気づいた場合でもなんとかなります。JR東海の忘れ物システムで、忘れ物の所在や忘れ物に割り振られた番号を確認してから、最寄りのJR北海道の駅で、着払いで送ってもらうための手続きができます」
忘れ物をしてしまうと、頭が真っ白になってしまう人も多いかもしれない。だが、そんなときこそ、慌てるのは禁物だ。Aさんは、「諦めずに、まずは忘れた鉄道会社のホームページを確認してください」とアドバイスする。トラブルが起こっても慌てず、焦らないことで、帰省をスムーズに乗り切ることができるはずだ。
第2回【大混雑のお盆に「新幹線の指定席」をゲットする裏ワザはある? 「そんなテクニックは存在しません、が……」 言われてみれば納得の方法も】では、お盆の混雑期に指定席を入手するための“言われてみれば納得”な方法などを、現役のJR社員への取材を元にご紹介します。







