遺体なき殺人「無尽蔵事件」公判を前に“伝説の捜査1課長”が打った布石…一筋縄ではいかない容疑者の取り調べを“あえて素人警部に担当させた”驚きの理由

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 被疑者が自供――捜査陣に何よりの朗報である。だが、昭和57年に起こった東京・南池袋の骨董店主殺害事件の担当係である、警視庁捜査第一課・殺人犯捜査9係には困惑が広がる。まず、想定していた「殺害現場」が違う。そして何より、被害者の「遺体」がない……しかし、奇策を思い立ったのは指揮官だった。(全3回の第3回)

 昭和57年2月から行方が分からなくなっている東京・南池袋の骨董店「無尽蔵」店主Yさん(56)は既に殺害されているとにらんだ警視庁捜査第一課は、同年12月4日(土曜日)の夜、従業員のZ(30)を別件の横領容疑で逮捕した。...

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