もはやアートの領域! アニメキャラが車体で微笑む“痛車”の奥深き世界…最初のハードルは「家族が許してくれるかどうかですね(笑)」

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 アニメや漫画、ゲームなどのキャラクターのステッカーを車体に貼り付けた“痛車”。推し活ブームで普及した“痛バッグ”のように、自分の“好き”を前面に押し出し、周囲にアピールできるオタク文化の一つである。

 7月26日、京都の京阪宇治駅前で痛車が結集するイベント「お茶のまち宇治で痛車フェスティバル」が開催された。主催者は、宇治に本社を置く京都アニメーション(以下、京アニ)のアニメ「響け!ユーフォニアム」のファンとして知られ、作品をきっかけに宇治に移住した小栗龍太さんである。

 熱心な愛好家が多く、盛り上がりを見せている痛車。自身も痛車に乗るという小栗さんに、痛車の魅力について話を聞いてみた。【取材・文=山内貴範】

72台の車が全国から集結

 イベントは京阪宇治駅前にある「お茶と宇治のまち歴史公園茶づな」で開催された。10時頃に会場に足を運ぶと、痛車がズラッと並んでいる。その数は4輪の痛車やカスタムカー、2輪痛車(バイクや自転車など)を含めて合計72台とのことだが、これだけの数がそろうと壮観だ。

 題材になったアニメ・ゲームも幅広い。京アニの「らき☆すた」や「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を題材にしたものから、「ラブライブ!」や「プリキュア」シリーズ、「原神」まで新旧様々なタイトルがあり、来場者を楽しませてくれる。

 痛車は“痛い車”であるはずなのだが、ステッカーの貼り方にもセンスを感じるし、個性もある。痛いどころか、純粋にかっこいいと思えてくるのだ。

 痛車のこだわりは外装だけでない。車内にも“寝そべり”と呼ばれるぬいぐるみや、“ねんどろいど”などのフィギュアを置くなどして、まるでオーナー自身の部屋をそのまま持ち込んだかのような独創的な空間が生み出されている。痛車はオタクの趣味と愛が爆発した“芸術作品”と言っていいだろう。

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