「あの二人、親子じゃないですよ…」 人は70歳を過ぎても恋をするし、体の温もりを求めるという当たり前のことはなぜタブー視されるのか
親子じゃないですよ
この男性はお気に入りの居酒屋従業員の体を目当てにその風俗店へ行ったわけだ。そして後日、居酒屋を訪れ「店に行ったのにあなたは働いていなかったではないか!」と詰問した。これには「本当に飲み屋の与太話を信じて行くかね……」と従業員の間では話題になったのだという。
上記は、高齢男性の性に対する欲望は強いという実例だが、無論、女性も同様である。前出の70代大家もそうだが、実は性欲が旺盛だという60代女性も大勢いる。知り合いのBさんもその一人。まもなく65歳の定年を迎える状況にいるが、最近は40代の男性と交際をしている。
「私自身、夫は亡くなっているので自由です。世の中には年上好きの男性もいるんですね。私はジム通いもしていますし体形も整っていると思います。彼と初めて会った時、『40代だと思っていた!』とびっくりされました。以後、彼とはそういう関係として楽しんでいます。まあ、結婚はないかな、と思っていますよ。そりゃあ彼だって子供がほしいでしょうからね。でも、そういった相手が見つかるまで、私が付き合っても問題はないですよね」
これに加え、50代男性が常に70代前半と思しき女性といつも一緒にいる様子を私は見てきた。毎度「親孝行な人だな」と思っていたのだが、耳打ちされた。
「あの二人、親子じゃないですよ。付き合ってるんですよ」
これにはその場にいた全員が仰天したのだが、人と人の交際にタブーはあってはならない。ただただ二人が仲睦まじい様子はなによりである。よって「高齢者=恋愛感情も性欲もない」という決めつけはしない方がいいだろう。
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