平均年収は2000万円超で5大商社トップ 三菱商事はなぜ「ホルムズ海峡封鎖」に動じることがなかったのか

ビジネス

  • ブックマーク

「社内がパニックになることはなかった」

 連結純利益は約8000億円で、平均年収は5大商社トップの約2100万円だという三菱商事。「ホルムズ海峡封鎖」にも動じないというが、そんな同社が世界中に抱えるLNG権益とはいかなるものなのか。

(2026年7月21日に「新潮QUE」で配信した記事をもとに再構成しました)

 ***

 三菱商事のエネルギー&パワーソリューション部門は東京・丸の内の「丸の内パークビルディング」に入居している。今年2月の「アメリカとイスラエルによるイラン攻撃」と「ホルムズ海峡封鎖」に対する反応はどのようなものだったのか。

「社内がパニックになることはありませんでした」

 と、三菱商事のエネルギー部門に詳しい幹部社員。

「資源価格の高騰に伴い、弊社の主力であるLNG(液化天然ガス)の収益が上がることになりはしましたが、かといって『今が稼ぎ時だ!』といった雰囲気もなかった。オイルショックの経験を経た弊社としては、中東の地政学的リスクは織り込み済みでしたし、これまで50年間、そうしたリスクに備えるため、LNG事業のポートフォリオを世界各地に広げていたわけです」

次ページ:ホルムズ海峡を通過しなければならない案件がないのが特徴

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。