「秋の解散」を心配する声も 高市首相の「なんでアカンの?」路線はいつまで続く

国内 政治

  • ブックマーク

「数の力」を頼みとして

 特別国会は7月25日に閉幕。高市早苗首相は2月の衆院選で大勝後、「数の力」を頼みとして審議を強行した。2026年度予算は首相の意向を受けて年度内成立を図ったが、与党が過半数に届かない参院では審議が停滞し、暫定予算の編成を余儀なくされた。その後も国会は一時空転することがあり、改正皇室典範の成立などに影響が出た。首相は今後どのようなかじ取りをしていくつもりなのだろうか。

「高市氏は今年2月の電撃解散で大勝し、衆院において自民党単独で3分の2以上の議席を得ました。そこで景色が一変しましたね」

 と、政治部デスク。

「自らの判断で空前にして絶後と思われる勝利を収めたことで、高市氏はそれに寄りかかれば国会運営は問題なく進むと安直に考えていたフシがあります」(同)

「なんでアカンの?」

「参院では少数与党ですからそんなことはありませんし、衆院で大きく勢力を減らした野党側に寄り添うスタンスを見せればもっとスムーズに事態は進んだはずですが、高市氏の辞書にそういった言葉はなかったようです」(同)

 このころから「なんでアカンの?」が高市氏の口ぐせとなったとされる。

 衆院議員定数削減法案と「副首都」構想関連法案は日本維新の会を連立に引き入れる際の“お約束”だったが、定数削減法案の方は成立断念となった。

 国会終盤に報道各社が行った世論調査で内閣支持率は軒並み下落した。27日の衆院予算委員会でその原因について問われた際に高市氏は、「私自身が分析することは困難。原因は分かりません」などと述べた。

「下落と言うか急落ですね。ただ、政権発足から9か月、これまで下落しなかった方が不思議ですし、下がったとはいえまだまだ支持率は高いレベルにあります。高市官邸は今回の数字を残念だととらえてはいるもののそこまで悲観しておらず、支持率に関係なく内閣改造と自民党幹部人事を行って、そこで反転攻勢をかける算段です」(同)

 そんな中、「秋の国会で解散」情報が出回っている。

次ページ:「秋の国会で解散」

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。