「露出」「セクシー」…昭和のグラビア観を超えて 56歳・浅香唯が32年ぶり写真集で見せた素顔
家族には内緒で帰省
その後、アイドルとして走り続けましたが、1993年には心も体も限界を迎えて、お休みをいただくことになりました。その時、母が「あなたには帰る場所があるんだから、いつでも宮崎に帰ってきなさい」と言ってくれたんです。
結局、その時も意地っ張りな私は帰らなかったんですけど(笑)、その言葉がどれだけ支えになったか分かりません。「帰る場所がある」って思えるだけで、人って頑張れるんですよね。
結婚して娘が生まれた今では、宮崎は私だけじゃなく、家族にとってもかけがえのない故郷になりました。子どもの頃は夢中で遊んだ場所で、東京へ出てからは何度も心を支えてくれた場所。そして今も、変わらず「おかえり」と迎えてくれる場所です。
だから今回、写真集の舞台に宮崎を選んだのは、きっと偶然じゃなかったんだと思います。
今回の撮影、実は家族には内緒で帰省したんです(笑)。宮崎に帰ると、どうしても芸名の浅香唯ではなく、本名の私に戻ってしまうんですよね。でも今回は、今の「浅香唯」を写真に残したいという思いがあったので、あえて少し緊張感を持ちながら撮影に臨みました。
撮影期間中は珍しく雨の日が多くて、青島の海岸も曇り空でした。でも、そのおかげでどこか静かで大人っぽい雰囲気の写真になった気がしています。
神話の里として知られる宮崎らしい景色にもたくさん出合いました。高千穂では滝や渓谷を背景に羽衣をまとって神秘的なカットを撮っていただいたり、レトロな喫茶店では大人っぽい表情を引き出していただいたり。子どもの頃によく遊んだ公園では、懐かしさのあまり、思わず素の表情が出てしまいました(笑)。
肩の力を抜いて、宮崎での時間そのものを楽しみながら撮影できたと思います。
完成した写真集をめくっていると、一枚一枚に、その時の景色や空気、昔の記憶まで写っているような気がするんです。まるで、これまで歩んできたもう一人の自分と再会しているような、不思議な気持ちになりました。
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第2回【娘が生まれてからずっと短くしていた爪 56歳・浅香唯が「自分の時間が戻ってきた」と感じた瞬間】では、自身のプライベートでの変化について語っている。











