福岡県政を揺るがす「上納金2000万円」騒動…“県議会のドン”を狙った暴露に見え隠れする御年85歳「麻生太郎氏」の思惑

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 福岡市、北九州市という政令指定都市を二つ擁し、“住みたい県ランキング”でも常に上位に入る福岡県に今、注目が集まっている。とはいっても、グルメや観光ではなく、“政治とカネ”という穏やかではない話題である。

福岡では強くない麻生氏

 県会議員が議長ポスト獲得のために多額の現金を支払った――。そんな問題が大きくクローズアップされたきっかけは、7月7日(火)に開かれた、福岡県会議員・吉松源昭氏の記者会見だった。福岡県政担当記者が言う。

「会見の2日前に地元テレビ局が報じた、“吉松議員が2018年に議長就任する際、2000万円を自民党県議団幹部から要求され、払った”というスクープについて、本人が改めて記者団の前で“事実である”と主張したのです。同じタイミングで副議長になった別の議員も、幹部に750万円を払ったことを認めているとも語り、さらには支払い先の県議会議員の名前まで公表したものだから、蜂の巣を突いたような大騒ぎになりました」

 名指しされた幹部の一人、原口剣生県会議員は、“そうした事実はない”と、吉松議員の主張を真っ向から否定。政治家が地位を手に入れる見返りに多額の現金を支払うという、昭和ならばともかく令和の時代には首をかしげざるを得ない話だが、福岡県政に“政治とカネ”の問題は果たして実在したのか。事態は収まるどころか、混迷を深めつつある。

 その一方で今回の吉松氏の一連の動きを、“さる大御所議員の思惑”と重ね合わせる向きもあると言う。自民党関係者が続ける。

「麻生太郎自民党副総裁です。実は吉松氏は、麻生氏の子飼いの一人なのです。麻生氏といえば総理大臣経験者であり、故・安倍元総理の盟友として知られ、高市政権にも多大な影響力を持つ、永田町きっての大物議員です。自民党に唯一残った派閥・志公会の領袖でもある。そんな麻生氏ですが、意外にも彼の地元・福岡では、そこまで圧倒的な影響力を有しているわけではありません」

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