巨人が打てない…テコ入れで解消しない貧打線、クリーンアップの奮起が必須だ 大勢は投球の基本をもう一度かみしめよ【柴田勲のコラム】
3番~5番から快音が聞こえない
巨人が3日からの中日3連敗を辛くも免れて首位を守った。
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それにしても打てない。ここ6試合の得点は2・3・2・0・1・1で、平均で1.5点だ。これではしんどい。
橋上秀樹監督代行は打線のテコ入れを明かしていたが、ここに来て大幅な選手の入れ替えを行った。(※甲斐拓也、小浜佑斗、中山礼都、浅野翔吾が2軍へ、代わってフリアン・ティマ、佐々木俊輔、育成ドラフト5位ルーキーの知念大成が1軍に合流)
これで貧打線が解消するかと聞かれれば答えはノーだ。巨人打線は見ているとクリーンアップが機能していない。野球はチャンスが必ずクリーンアップに回ってくる。
それなのに泉口友汰、ボビー・ダルベック、トレイ・キャベッジらを中心とした3番~5番から快音が聞こえてこない。
現在の首位は投手陣の踏ん張り
浦田俊輔が打率2割6分1厘で規定打席に達した。頑張っていると思うし、松本剛も2番を任されるようになった。
でも彼らはあくまでも脇役だ。今回昇格した顔ぶれを見ても打線を活気づけるカンフル剤になるとは思えない。
奮起しなければならないのはクリーンアップだ。泉口は2割3分、ダルベックとキャベッジも2割5分を切っている。浦田が打撃30傑で8位、巨人のトップだ。これが現状だ。
巨人が首位に居られるのも投手陣の踏ん張りがすごく大きいし、時々出る一発のお陰だ。5日も笹原操希の一発による1点だけだった。中日は開幕前から打てないと思って下位に予想したが、巨人も打てない。
チーム防御率2点台はリーグで巨人だけだし、チーム本塁打数も2番目だ。でもチーム打率は5位だ。いまは投手陣が頑張っているからいいものの、本格的な夏場を迎えて苦しくなってくる。
井上を「7回までの投手」にするな
5日の中日第3戦で井上温大の7回降板に首を傾げた。代える必要はない。第一、流れが変わる可能性がある。
井上は7回を終えた時点で0に抑えており98球、被安打は3だ。
6月28日のDeNA戦でも7回を被安打2で無失点に抑えながら交代している。同じシーンとなった。ここは続投だろう。余裕があった。「この試合はお前に任せた」だ。スコアリングポジションにでも走者がいるような場面になったら救援を仰げばいい。
こんなことを繰り返していたら井上は7回までの投手になってしまう。巨人投手陣で完投能力を持っている数少ない投手の1人ではないか。
しかも8回に出てきたのが田中瑛斗だ。前日の試合では8回、石川昂弥に勝ち越しの二塁打を浴びている。
中日ベンチは「しめしめ」と思ったかもしれない。2死から連続四球で一、二塁となったが、ミゲル・サノーを抑えてなんとか切り抜けた。巨人ベンチは「ひやひや」だったと思う。
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