「外国では……」とすぐに他国の例を持ち出す人を、なぜ日本のメディアは重宝してしまうのか

国内 社会

  • ブックマーク

「外国では……」と他国の例を持ち出して自説を正当化する人を、「出羽守(でわのかみ)」と呼ぶ。今日のグローバリズムと情報化の時代に彼らはメディアで幅を利かせているが、海外通がここまで「権威」を持つことができるのは、日本特有の背景があるという。
 京都大学名誉教授の佐伯啓思氏は新刊『日本人の精神I 権威と空気の構造』(新潮選書)で、「知識」が「力」に転換する、古くて新しい支配の構造を明らかにする。

 以下、同書から一部を再編集して紹介する。

 ***...

つづきを読む