「衆院解散だってあり得る」は本当か? 国会空転も「高市首相」にモノが言えない自民党…「いまの野党が相手なら自民党は負けない」に透ける焦り

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焦点は帰国後の言動

 皇室典範改正案も与野党の意見の隔たりは大きく、議論の前提となる「静謐な環境」で審議入りができるだろうか。女性皇族の身分、男系男子の養子案などを巡り「立法府の総意」が得られたとは言えない中、今国会で実現できるか楽観できない。最終的には高市首相がどう判断するか。「互譲の精神」をどこまで持っているだろうか。

 7月6日夜、新たな情報が入った。参院関係者によると、「今国会で【1】皇室典範改正案を最優先に審議【2】定数削減、副首都法案は先送り【3】会期延長はしない」――という方向で自民党と野党各党は動いているという。

 皇室典範優先は森衆院議長の要請通りだが、会期延長はしない、ということがミソだ。維新としては到底納得できない話で、場合によっては、維新の連立解消もあり得る展開となる。高市首相がこれにどう対応するか。

 7日に上京する維新の吉村洋文代表と高市首相が会談する可能性もあり、維新と連立した高市政権は今国会最大の正念場を迎えようとしている。

 第1回【高市首相に飛び交う「数の暴力」「答弁拒否」批判…“空転する国会”で垣間見えた「安倍元首相」との決定的な違い 「安倍政権で問題解決に奔走したのは…」】では、高市首相が中傷動画の拡散疑惑など野党にスキャンダルを追及されたくないために質疑から逃げている可能性について詳細に報じている──。

註:各紙社説の見出しは次の通り

養子の子に皇位継承権 「総意」逸脱する男系固執(毎日新聞:7月1日朝刊)

皇室典範改正 強行すれば禍根を残す(朝日新聞:7月2日朝刊)

皇室典範改正案 「旧宮家」へ皇統が移る恐れも 女性・女系を排さず議論し直せ(読売新聞:7月1日朝刊)

村田純一(むらた・じゅんいち)
1986年、時事通信社入社。90年から政治部。海部政権で首相番。平河クラブで自民党の小渕恵三幹事長、小沢一郎竹下派会長代行らを取材。民社党、公明党を担当後、羽田政権、村山政権で首相官邸を取材。96年経済部で経団連など財界担当。97年政治部に戻り、山崎拓政調会長番。選挙班長、防衛庁担当などを経て、2001年8月からワシントン特派員。05年2月帰国。外務省キャップ、政治部次長、福岡支社長などを経て20年7月より時事総合研究所代表取締役。23年6月より現職(時事総研研究員兼務)

デイリー新潮編集部

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