「鉄道ファンは鉄道会社に入れない」は都市伝説か? 鉄オタの駅員が明かす就活で“熱量”よりも重視される「2文字の要素」とは
鉄道ファンであることをこっそりアピール
思えば、出版社にもこんな都市伝説が存在する。「漫画好きは漫画の編集者になれない」というものだ。その理由は、「漫画が好きすぎると、漫画家に冷静なアドバイスができない」「趣味に走りやすい」ためらしいが、もちろんこれも真実とは異なる。面接で、その人の趣味よりも適性を見ているのは、どんな企業でも変わらないだろう。
A氏夫妻は、休日は2人で列車に乗り、旅をするほどの無類の鉄道ファン。また、勤務中もこっそりと鉄道ファンであることをアピールしているのだという。
「夫は以前、カバンに駅名のキーホルダーをつけて乗務していました。なかなかマニアックなキーホルダーですが、気づく人は結構気づいてくださるようで、声をかけられたこともあるとか。私も、駅で鉄道の知識を活かして案内をしています。それが、お客様との会話のツールになったこともたくさんありますよ」
A氏夫妻の話を聞くと、なんだか理想の夫婦像のようで羨ましくなった。仕事も家庭も充実しているのは、趣味を存分に楽しめるからこそだろう。最後に、「いつも鉄道に囲まれていて、鉄道が嫌いにならないですか」と聞いてみた。
「全然嫌いになりませんね。列車が遅延したりすると、駅でお客様にお叱りを受けることもあります。それでも、駅のアナウンスを自分が務めたり、切符を発券したりと、一つ一つの仕事が魅力的で楽しい。本当にこの仕事を選んでよかったと思います。
趣味を仕事にするとしんどいという意見もありますが、仕事は苦しいより、楽しい方が絶対にいいと思います。鉄道ファンの学生のみなさんには、鉄道会社に就職すると毎日が楽しいということを、知っていただきたいですね」
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