死後に“極秘結婚”発覚で大騒動 「しゃぶり尽くしたヒモ」と呼ばれた歌手「青江三奈さん」の夫 10年後に語った“出会いから別れ”まで
骨肉の争いは回避すべきだった
だが、芸能レポーター・石川敏男氏は、
「私が、青江さんを支えていたビクター関係者から聞いている話は、ちょっと違いますが……ともあれ、礼二さんの罪は、世間や青江さんのご兄姉の疑念を晴らす努力をしなかったこと。本当に青江三奈を大切に思うなら、その名を汚すような骨肉の争いは、何としても回避するべきでした」
現在、熱海の家の仏壇の置かれた一室には、50着以上の衣装や靴など青江の遺品が整然と並べられ、“良い状態を保つ”ため除湿機と扇風機が常に稼動している。埃ひとつない仏壇には、大好物だったという「さくらんぼ」が。そして、リビング、廊下、さらにはキッチンまでもが大小の青江の写真で埋め尽くされていた。
「たまにファンの人も来るので、お線香をあげてもらって、ドレスや写真を見てもらっているんです。三奈の遺産や目黒の家を売った金をどうした、というのが世間の関心事だろうが、今は家賃20万円のこの家を維持するのが精一杯。だいたい、ここには俺の物なんてない。全部、三奈の物」
それは青江への止まぬ愛か、はたまた一連の騒動への贖罪なのか……いずれにせよ、作曲家の晩年がブルースの女王の思い出と共にあることだけは間違いない。
(以上、「週刊新潮」2011年7月14日号掲載記事より)
***
2021年に孤独死
このインタビューから10年後の2021年夏、89歳の花氏は熱海の自宅で孤独死した。このときまで残されていた青江さんの遺品は、花氏の遺族が整理したという。“止まぬ愛”か“騒動への贖罪”なのかは、これにて“永遠の謎”となった。
第1回【「助けてほしいと電話が入った」「しゃぶり尽くしたヒモ」…歌手「青江三奈さん」死去後の“極秘結婚”騒動 遺族と関係者が「夫」を信じなかった理由】では、花氏が結婚を告白した際の様子や、青江さんの遺族と関係者の怒りを伝えている。








