酷暑日に「節電」と「快適さ」を両立させるカギは“エアコンの風向”にあった…「ダイキン担当者」が勧める「風向」は? さらに「室外機も要注意です」
前編【“酷暑日”到来を前に「ダイキン担当者」が指南! フル稼働するエアコン「2週間に1度は掃除をしてほしい場所」とは…掃除しないと電気代が上がる可能性も】からの続き。猛暑日どころか、最高気温が40度を超える「酷暑日」も増えそうな今夏の日本──。もはやエアコンは「一家に1台」ではなく、「1人1台」になりつつある。とはいえ、物価高がヒートアップする今、電気代くらいは節約したいところだ。(前後編の後編)
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【写真を見る】エアコンのプロが勧める「2週間に1度は掃除をしてほしい場所」とは…放っておくと節電に支障が出る酷い状態に
前編に引き続き、空調機器事業において売上高世界第1位を誇るダイキンの広報グループ担当者に「エアコンの正しい使い方」を指南してもらう。
節電効果が期待できるエアコンの使い方について、広報グループの担当者は「第1点目としてはフィルターの掃除です。弊社としては『フィルターの掃除を2週間に1回行う』ことをお勧めしています」と解説してくれた。
一方、「自動掃除機能」が付いているエアコンであれば、基本的に掃除は必要ない。だが、フィルターのホコリを専用のボックスに溜めるタイプのエアコンであれば、数カ月に1回はボックスを綺麗にする必要がある。
さらに台所の近くにあるエアコンや、リビングとキッチンがつながっている間取りだと、フィルターが油煙で汚れる場合がある。自動掃除機能が付いているエアコンでも、油汚れは落とせない。
「その場合は、ぬるま湯に中性洗剤を少し入れ、漬けてください。それからスポンジで汚れを落として洗浄。最後はフィルターを拭いて、乾くまで陰干しです。家電製品なので、濡れたフィルターを戻すと不具合につながる場合もあります」(同・担当者)
フィルターを取ると、薄い板のアルミが並んでいる部分が現れる。これは「熱交換器」と呼ばれるものだ。
素人のクリーニングは危険
「熱交換器が冷えることで、エアコンから冷たい風が吹きます。ここにホコリが付着していると、嫌なニオイの原因になったり、エアコンの効率低下につながったりすることもあります。ただし、熱交換器の掃除は、ご自身ではしないようにしてください。熱交換器が変形してしまうことでエアコンの効率が低下してしまうこともありますので、専門業者に依頼するようにしてください」(同・担当者)
「熱交換器を自分で掃除できる」という市販の洗浄スプレーのようなものを使うことも避けた方が良さそうだ。経済産業省所管の「製品評価技術基盤機構(NITE)」も誤った内部洗浄が原因で火災が発生したケースがあり、死亡事故も起きていると警鐘を鳴らしている。
第2点目に気をつけるべきは室外機だ。エアコンは、部屋の中の空気中から熱を集め、その熱を室外機から排出し、室内の空気中の熱を減らしながら部屋を涼しくしている。
「室外機の周りにモノを置くと、空気の流れが悪くなってしまいます。室外機は側面や背面の吸込口から空気を取り入れ、前面の吹出口から空気を排出しています。吸込口や吹出口の周囲に充分なスペースを確保してください。障害物で空気の流れが妨げられると、エアコンの性能が充分に発揮できません」(同・担当者)
室外機の上にモノを置くのは、落下のリスクがあるのは言うまでもない。最後の第3点目はエアコンの風向だ。
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