ウクライナが「ロシア製兵器の弱点」を公開…プーチン大統領が頭を抱える戦争への影響以上の“大打撃” 中国や北朝鮮が狼狽している可能性も

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 第1回【100種を超える「ロシア兵器」機密データが丸裸に…プーチン大統領を追い込むウクライナ「軍事史上初のプロジェクト」 新品同様の兵器が敵国に渡ったロシア軍の致命的欠陥とは】からの続き──。ウクライナに侵攻しているロシア軍の戦死者が異常な数に達している。共同通信は7月2日、「両軍死傷者、最大200万人 ロシアとウクライナ、米研究所」との記事を配信した。(全2回の第2回)

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 記事が伝えたのは、アメリカのシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」の報告書だ。ロシア軍が2022年2月にウクライナに侵攻してから今年6月までの間、ロシア軍の戦死者は「40万人から45万人」と推計した。担当記者が言う。

「ロシア軍は過去に類例がない、史上最悪レベルの戦死者を出しています。イギリスの情報・サイバーセキュリティ機関である『政府通信本部(GCHQ)』は5月、ロシア軍の戦死者が約50万人に達したと発表しました。さらにイギリスの公共放送であるBBCも調査会社などに協力を依頼し、SNSなどを活用して戦死者の名前を確認。その全員を積み重ねると30万人を超えたと伝えました。太平洋戦争で有数の激戦地だった沖縄戦でも軍人の戦死者は9・4万人。ドイツ軍とソ連軍が戦ったレニングラード包囲戦は人類史上有数の激戦として知られますが、ロシア軍の戦死者は推計で約33万人です。つまり50万人という戦死者はまさに桁外れなのです。ロシア軍の人海戦術がどれほど非人道的であり、仲間の命を軽視していることがよく分かります」

 ウクライナ軍は最前線でロシア軍に猛攻を加えるだけでなく、ロシア国内の攻撃も激化させている。CNN.co.jpは7月1日、「ウクライナ、モスクワ一帯に大規模ドローン攻撃 衛星通信センターに被害か、乳児死亡」との記事を配信した。

ロシア国内では燃料不足

 CNNの記事によると、モスクワにあるドゥブナ衛星通信センターがウクライナ軍のドローンに攻撃されたという。この通信センターはロシア軍の軍事通信などを管理する一大拠点で、ウクライナは6月22日にも攻撃したと発表していた。

 さらに共同通信は7月1日、「ロシア各地の給油所で行列 大統領も燃料不足認める」との記事を配信した。ウクライナ軍は自爆ドローンを使い、ロシアの製油所や石油貯蔵施設の空爆も続けている。

 ロシア国内では燃料の供給が減少し、販売制限が実施された。共同通信は首都のモスクワでも給油所で車が行列を作っていることを伝えている。

 プーチン大統領も6月28日に「残念ながら必要な種類のガソリンが必ずしも手に入らない」と認めた。

 だがプーチン大統領が本当にショックを受けたのは、ウクライナが6月19日に発表した「トロフィー・ラボ(Trophy Lab)」の運用開始だったかもしれない。軍事ジャーナリストが言う。

「これまでにウクライナ軍は、ロシア軍の様々な兵器を鹵獲しています。鹵獲品は軍事機密の宝庫ですから、専門家が徹底的に調査・分析し、弱点を見つけるのです。これだけなら軍事史上、何度も繰り返されてきたことですが、ウクライナは100を超えるロシア製兵器の図面、電子基板の回路構成、装甲の材質などをデータベース化し、NATO加盟国などの友好国や、友好国の軍需産業、軍事研究機関などに公開すると発表したのです」

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