「女性として興味が沸いた」 “女子レスラーを恋愛対象として見たことはなかった”40歳レスラーが心動かされたワケ
人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。
そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。
今回登場していただくのは、結婚していたことを4月26日にSNSで報告した、昨年末に女子プロレスを引退した優宇(ゆう)さん(34)と、北海道・函館を拠点に活動するプロレスラーのカツオ(本名・大野勇樹)さん(40)だ。
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男性不信っぽい面
2023年秋、道内でのプロレス興行に優宇さんが参加。カツオさんは自身が所有するリングの設営スタッフとしてそこを訪れた。
彼は人気レスラーである優宇さんの顔を知っていたが、彼女は「派手な髪の人がいるな」と思ったものの、彼がレスラーであるかどうかすら分かっていなかった。
ただ、「先輩やスタッフさんにはあいさつを欠くべからず」との思いで礼節をわきまえ、ひとまずあいさつしたという。
24年夏、小樽の興行に選手として参加した二人はここできちんとあいさつを交わし、優宇さんもカツオさんを認識した。18歳でプロレス界入りしたカツオさんは彼女を「かわいらしい選手」と思ったものの、女子レスラーを恋愛対象として見たことはなく、一方の優宇さんもまた過去の恋愛から「少し男性不信っぽい面もあった」という状況だった。
大会直後、優宇さんが函館を家族で旅行したことが二人の運命を動かす。先輩レスラーから「カツオさんは函館の人」と連絡先を教わり、観光地を早々に回った優宇さんはカツオさんに知恵を借りようと連絡した。
「じゃあ少し飲みますか」
と、カツオさんが誘って居酒屋へ。観光スポットなど一通り彼が教示し、レスラーとしてのキャリアの話に。優宇さんが口にした考え方にカツオさんは震えた。
「プロレスは青春だけど、次の人生も考えたい。自分の好きなスタイルを貫いてそれを全力で発揮できるうちに辞めたいです」
センダイガールズプロレスリングの橋本千紘選手とのタッグ「チーム200キロ」で名をはせ、メディア露出やSNSフォロワー数も多い彼女に遠く及ばないと感じていた彼は「人気のある人が辞めたいと思っていることにビックリした」。
「人生設計を考えて判断ができる人だなと。プロレスラー優宇としてではなく、女性として興味が湧いた」
彼女も思った。
「人にそんな話をしたのは初めて。懐にグイッと飛び込んで聞いてくれる心地よさもある。この人をもっと知りたい」
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