口汚い野次で退場者も…全米OPゴルフ最終日は前代未聞の「異様な雰囲気」 32歳の勝者を「完全に悪役」にした“数々の問題行動”とは

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クラブを放り投げ、ロッカーを破壊

 2023年の全米オープンを制したころのクラークは、メジャー・チャンピオンとして光り輝き、ジュニアやアマチュアから憧れを抱かれ、尊敬もされていた。

 しかし、2024年のプレジデンツカップの際、世界選抜チームのキム・シウに対し、失礼な言葉を投げつけたクラークの言動は、米ゴルフ界で問題視された。

 翌2025年、5月の全米プロで不調だったクラークは、プレー中、手にしていたドライバーを怒りに任せて放り投げた。看板に命中した彼のドライバーは、跳ね返ってボランティア男性の頭を直撃しそうになった。

 そして翌月、全米オープンで予選落ちしたクラークは、腹立ちまぎれにオークモントの伝統あるロッカールームを破壊するという暴挙に出て、オークモントから出入り禁止を通達された。

 この出来事にゴルフ界は騒然となり、クラークに対する評価や評判は一気に地に堕ちた。

 その後、クラークは「オークモントには謝罪し、ロッカールームの修理代は全額弁償する」という声明を出したが、そんな声明で暴挙が忘れられるはずはなく、クラークは「オークモントのロッカーを破壊した選手」として、人々の頭の中にインプットされた。

今度は優勝スピーチで物議

 それから1年が経過しようとしていた今年5月、クラークはPGAツアーのザ・CJカップ・バイロン・ネルソンで勝利し、通算4勝目を挙げた。だが、今度は優勝スピーチで口にした言葉が物議を醸した。

「何より、みなさんに感謝したい。昨年のオークモントでの出来事は、決してグレートではない酷いコトだった。でも、スポンサーは離れることなく、僕の傍にとどまってくれた。その意味はとても大きく、とても感謝している」

 すると、SNSでは「感謝しているのは自分を見捨てなかったスポンサーだけ?」「金銭的に助かったから、感謝しているってこと?」といった声が上がり、ファンに対する言葉が無かったことが、クラークに対する評価をまたしても下げる結果になった。

 そんなことがあった翌月に、全米オープンで初日から首位を独走し、大会2勝目にリーチをかけたクラーク。辛辣な野次を浴びせることで知られるニューヨーカーたちの格好の餌食になり、シネコックヒルズでは完全なる悪役に回された。

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