口汚い野次で退場者も…全米OPゴルフ最終日は前代未聞の「異様な雰囲気」 32歳の勝者を「完全に悪役」にした“数々の問題行動”とは
会場を包んだ「異様な雰囲気」
男子ゴルフの今季3つ目のメジャー大会、全米オープンは、ニューヨーク州ロングアイランドに位置するシネコックヒルズで開催された。屈指の難コースが舞台だからこそ、歴史に残る名勝負が披露されるのではないかと期待されていた。
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しかし、32歳の米国人選手、ウィンダム・クラークが、初日から首位を独走し、2位に6打の大差を付けて臨んだ最終日、シネコックヒルズは異様な雰囲気に包まれた。
ニューヨーク近郊からやってきた大勢のギャラリーは、クラークがミスショットすると拍手を送り、バーディーパットを外すと「いいぞ!」と囃し立てた。
クラークがグッドショット、グッドパットを披露したときは、拍手も歓声も起こらず、逆にブーイングが起こった。「バンカーに入れ!」「チョークしろ!」などと過激な言葉が投げつけられた場面も見られた。
あまりに口汚い野次を飛ばして、会場警備のポリスから退場を命じられたギャラリーも数人いたほどで、野次の嵐が巻き起こったシネコックヒルズのサンデー・アフタヌーンは、ほとんどカオスと化していた。
前代未聞、野次の中での勝利
「メジャー大会でブーイングを受け、悪いショットに拍手されるなんて、きわめて珍しいことだった」
クラーク自身がそう振り返ったほど、まさに「前代未聞の全米オープン」だった。
そのカオスの中、クラークは前半こそスコアを落としたものの、執拗なゴルフで首位に踏みとどまり、2位に1打差で勝利した。しかし、彼がウイニングパットを沈めたときでさえ、割れるような拍手喝采は、ついに起こらなかった。
クラークは2023年全米オープンを制したメジャー覇者である。今大会で2度目の全米オープン制覇をかけて戦っていた彼には、本来なら割れるような拍手と声援が送られるはずである。
それなのに、なぜクラークは野次の嵐の中で勝利するという前代未聞の全米オープン覇者になってしまったのか。その背景には、彼の数々の問題行動があった。
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