トランプ氏「求心力低下」が止まらない…「頭がおかしい」とネタニヤフ氏を罵倒、中国に腰砕けの中で「ディープ・ステート」への“鉄槌”は奏功するか

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中国の政策転換は不可能か

 対外面でもトランプ氏の影響力が弱まっている。

 日本経済新聞は2日、トランプ政権は近く中国と両国製品の関税引き下げ交渉に入ると報じた。米中は5月の首脳会談を受けて、相互に300億ドル(約4兆8000億円)分の関税を引き下げるため、近く具体的な品目設定作業に入る予定だ。

 トランプ氏は2期目当初、対中関税を145%まで引き上げ、貿易不均衡を是正すると豪語していたが、中国がレアアースの禁輸を武器に反撃に出ると腰砕けとなった。その後、両国の緊張関係は沈静化した感が強い。

 トランプ政権内では、中国の政策転換は不可能だとするあきらめの声が出ていることも関係している。トランプ氏の剛腕をもってしても中国の改革は無理だというわけだ。

暴走するイスラエルにもお手上げ

 トランプ氏はイスラエルのネタニヤフ首相の暴走にも手を焼いている。

 トランプ氏は3日に公開された米紙ニューヨーク・ポストのポッドキャスト番組で、レバノンへの攻撃を続けるネタニヤフ氏と1日に電話協議を行った際、「おまえはまったく頭がおかしい。私がいないとおまえはいまごろ刑務所に入っているぞ」などと罵倒したことを認めた。

 ネタニヤフ氏との関係は引き続き良好としているが、両者の思惑が大きく食い違ってきているのは事実だ。イランとの停戦を一刻も早く成立させたいトランプ氏に対し、ネタニヤフ氏は戦争を長引かせたい意向が強い。

 ネタニヤフ氏がイランとの停戦合意を邪魔する行為をさらに続ければ、両者の間に決定的な亀裂が入る可能性は十分にあるだろう。

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