路上での“客引き行為”が不良外国人にとって極めて重要な意味を持つ理由…「仲間たちと路上で色々な犯罪の計画をしたよ。日本は自由だね」
外国人犯罪の実態を理解する上で見落とされがちなのは、不良外国人の「思考法」と「行動様式」だろう。ある日本人が在留外国人に対して、異国の地で暮らす苦労を不憫に思ったとしても、それは当人の自由だ。真面目な外国人が相手なら、彼らに協力したり世話を焼いたりすることは、たとえ過剰なものであったとしても構わない。だが相手が不良外国人となると話は大きく違ってくる。【藤原良/作家・ノンフィクションライター】(全2回の第1回)
***
【写真11枚】露出度の高い“挑発的なドレス”をまとうマニラの「美人ホステス」 ルフィ事件の関係者が豪遊したパブでの実際の写真をみる
日本人の“善意”は外国人に対する一方的な捉え方に根ざしている場合が多い。世話を焼かれた外国人が“善意”をどのように考え、どのように受け止め、どのように解釈しているのかという点について、日本人は全く考えが及んでいないことを知ってほしいのだ。
もちろん、筆者は「外国人に対して偏見を持て」と言いたいわけではない。ただ、外国人なかには、不良外国人という悪意ある存在が一定数いることを理解してもらいたいのだ。
実際、長年にわたって外国人犯罪を取材している記者は、「不良外国人の場合、内心では日本人を小馬鹿にし、見下している者がかなりいます」と指摘する。具体例を挙げよう。
【1】
何かあれば「日本語分かりません」で全てOK。さらに「差別」と言えば日本人はすぐに萎縮する。これを利用すれば、たやすくコントロールできる。
【2】
「日本語分かりません」と言っておきながら、なぜ「差別」という難しい日本語を知っているのか──こんな矛盾を突く日本人はまずいない。
【3】
それでも、さらに何か問題を指摘されたら、すぐに謝ると日本人は許してくれる。
こうした経験を積み重ねることで、不良外国人は「日本人はバカだ」と考える。何しろ一部の外国では「言葉が分かりません」と言った時点で、その人間は異国で暮らす準備が不足しており、社会適応能力が不足していると解釈されることも珍しくない。
お人好しの日本人
ところがわが国の場合、少なからぬ日本人は外国人から「日本語分かりません」と言われると、その真偽を確かめることなく素直に信じてしまう。費用を請求しても不思議ではない日本語のサポートが無償で行われるケースも目立つ。
外国人のことを何も知らず、安易に協力してしまう無知な日本人が多いにしても、相手が真面目な外国人であれば問題は起きない。だが相手が不良外国人だと、場合によっては犯罪や不法行為の手助けになる場合さえある。
こうした問題に気づいている日本人は稀だ。お人好しの日本人が不良外国人にも喜んで手助けを行う状況を、彼らは「本当にありがたい限り」と笑う。
不良外国人に対する日本人の善意が巡り巡って日本人の犯罪被害者を産んでいる状況を見て、彼らは「日本人はバカだ」と有頂天になり、日本人は犯罪行為の“畑の肥やし”と揶揄する。こうした現状を知れば、私たちの“安易な善意”に罪はないとはいえ、何らかの対策が必要だと考え直す日本人も増えるはずだ。
だが、ここで特筆しておかなければならないのは、不良外国人と聞くと「近年の政策により大量に入国している、技能実習生などの外国人労働者」を思い浮かべる日本人が多いことだ。
[1/3ページ]


