現役の「東大野球部員」が司法試験に合格! 「スタンリー翔唯(23)」が語る“週6日の練習”を続けながら合格できた理由
今年も4月11日に101年目の東京六大学野球の新シーズンが幕を開け、選手たちはそれぞれの思いとともに、リーグ戦に臨んでいる。東大野球部に所属するスタンリー翔唯選手(スタンリーかい、=23= 文科三類3年)は昨年11月、野球部の練習に取り組みながら司法試験に合格。現役の野球部員としては史上初の快挙を成し遂げた。一度は早稲田大学政経学部に入学し、大学2年の時に予備試験の合格を掴むも、「野球を本気でやりたい」思いが再燃し、東大の再受験を決意し、見事に合格を掴みとった。規格外な才能を活かして道を切り拓くスタンリー選手に、司法試験の合格秘話や将来の夢について伺った。【ライター・白鳥純一】(全2回のうち第2回)
【快挙】現役の東大硬式野球部員として初めて司法試験に合格したスタンリー翔唯選手
想像以上にレベルが高い、意外に感じた
2003年1月、東京・練馬区で生まれたスタンリー選手は、小学校1年で野球を始める傍らで勉強にも励み、中学受験で早稲田実業中等部に合格。都内屈指の名門校で6年間、白球を追った。早稲田大学政治経済学部に進学したスタンリー選手は一度野球から離れ、早稲田スポーツ新聞会に在籍。早稲田大学2年生だった2022年には司法試験の予備試験に合格も果たすなど、充実した学生生活を送っていたが……。高校時代は共に汗を流した知人が、神宮球場でプレーしている姿を見ているうちに、野球への思いが再燃。2023年8月に東京大学受験を決意し、翌年の入試で見事に文化三類の合格を勝ち取った。
「東京六大学に声援を送る早稲田大学の学生たちからは、『東大には絶対に負けられない』という雰囲気を少なからず感じますが、実際に東京大学の野球部に入ってみると、想像以上にレベルが高くて。野球の大好きな選手たちが真剣にプレーしているチームだなと感じました」
1学年下には田和廉投手(現、巨人)も在籍するなど、強豪校の早稲田実業高校でプレーしてきたスタンリー選手は、東大野球部の門を叩いた当初に感じた印象を明かすと、こう続けた。
「走攻守のどれかに長けていたり、特定の分野に詳しい選手がいたりして、互いの良い部分をチームに生かそうと刺激をし合えて、本当に良い環境が整っていると思います」
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