「100人斬りで、その8割は有名女優」…没後15年「長門裕之」はなぜ、妻「南田洋子」を献身介護したのか 大反響「老老介護」の裏にあった“負い目”
美談への違和感
05年頃から認知症の兆候が出始め、06年には芸能界引退に至った南田さん。日ごと症状が進む認知症と闘う長門の姿は、テレ朝の『報道発 ドキュメンタリ宣言』で昨年(2008年)11月に紹介され、視聴者の“感動”を呼んだ。4月にはその続編が放送され、同時に発売された著書『待ってくれ、洋子』は10万部超のベストセラーに。さらに長門は、バラエティにも、積極的に出演してきた。
だが、長門・南田夫妻のこうした「美談」仕立ての露出に“違和感”を覚える人々も、決して少なくない。
「そもそも、長門さんが南田さんを献身的に介護してきたのは、自分自身の“罪滅ぼし”のためでしょう。若い頃の裏切りや暴君ぶりについて贖罪するには、ああするしかなかったんです」(ある芸能レポーター)
“浮気の虫”が
夫としての最大の罪、それはあまりに奔放な女性関係だった。85年に出版され大いに世間を騒がせた暴露本『洋子へ 長門裕之の愛の落書集』(データハウス刊)で、長門はこう書く。
《ぼくの“浮気の虫”が、地中深く潜って冬眠していたのは、2年間の同棲期間だけだったような気がするのだ》《なにしろ、結婚してから2年間くらいは、女房の他に、なんと7人の女がいたのだ》《ひと晩に洋子を含めて、4人の女性をかけもちで愛しちゃうという離れ技をやったのもあの頃だった》
こんな自慢話もある。
《2時間ものの単発ドラマを2本見たら、いやぁ、自分ながら驚きの声をあげてしまった。トータル4時間のドラマの中に、なんと、ぼくと深い仲になった女優さんが7人も出てきたんだよね。いや正確にいうと、コマーシャルにも2人登場してきたから、都合9人という計算になるわけだ》
本の出版に当たり、関係した女性を数えてみると、
《優に100人は越えちゃうのだ。その内訳は、約8割が名だたる女優なんだよね。もちろん芸能界には“千人斬り”を自称する後輩もいるけど、たぶん独身時代を含めてのことだろうと思う。ただぼくの場合は、結婚してからの10年間の軌跡というわけだから、われながらその精力に感嘆せざるをえないのだ》
京都の旅館で若手女優の肢体をまさぐっている時に、妻から掛かってきた詰問の電話。その女優との不倫が発覚したのではなかったことに安堵したのも束の間、長門が自宅のお手伝いさんにまで手を出していたことがバレていたのだった。
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