なぜ“天皇陛下の訪韓”は実現しないのか…外務省に宮内庁、官邸の意向も絡む「皇室外交」の知られざる実態

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オランダ・ベルギーご訪問の意味

 6月に予定されている天皇皇后両陛下のオランダ・ベルギーご歴訪は、外務省が描く皇室外交の今後の行方に、実は大きな意味を持っている。

 天皇・皇族の外遊は、世界平和を希求する日本の姿勢を国際的にアピールする重要な手段である。さらに、防衛力を米国に全面的に依存しながら、世界第5位の経済大国へと転落。退潮傾向にある日本の切り札と、自民党政権はみなしている。

 重要度を増す日豪関係の強化に向けて、天皇家の長女・愛子さまの豪州訪問を模索していた高市早苗政権は、皇室の政治利用批判の高まりを懸念して本年は回避する方向となったが、宮内庁関係者は「総理周辺が皇室外交を政権維持のメソッド(有効手段)とみなしていることは確実でしょう」と推察する。...

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