小説家はいつから「偉人」になったのか “フランスかぶれ首相”が小説家の地位を「爆上げ」させた晩餐会

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 江戸時代には、小説などの読み物を創作する人は「戯作者(げさくしゃ)」と呼ばれ、その社会的な地位は必ずしも高くありませんでした。

 しかし今では、小説家に対して一定の社会的な地位と評価が与えられ、人気作家ともなれば、政府の有識者会議に呼ばれたり、テレビでコメントを求められたり、死去の際には新聞で写真入りで報じられたりするのが当たり前になっています。

 では、いつから小説家はこのように「偉人化」したのでしょうか? 文学研究者の木村洋・上智大学教授の新刊『「蒲団」の時代:自然主義とは何だったのか』(新潮選書)によれば、小説家が偉人となったのは1907年(明治40年)のことだったといいます。...

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