すでに遺体は腐乱しきっていて…文豪・有島武郎が人妻と“軽井沢心中”した理由と遺書の中身

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 日本文学史にその名を残す大正時代の人気作家・有島武郎。東京や北海道、米国で学んだ後、同人誌『白樺』に参加し、白樺派の中心人物となった。妻が夭逝してから作家活動を本格化させ、「カインの末裔」「或る女」といった名作を発表。雑誌記者で人妻だった女性と運命的な出会いを遂げるが、燃え上がった愛の炎はやがて、後戻りできない道へと2人を導いた――。才能に衰えが見え始めていた有島が、人妻との心中という“らしくない”劇的な最期を選んだ真の理由とは。

(「新潮45」2006年2月号特集「明治・大正・昭和 文壇13の『怪』事件簿」掲載記事をもとに再構成しました。...

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