日本最大の市「横浜」が進める巨大再開発でも… “スラム化”の足音が聞こえる
横浜市が主導しての再開発
神奈川県横浜市は人口が約377万人で、東京23区を除いた日本の市区町村ではもっとも多い。それにしては、1959年に竣工した旧市庁舎は問題が多かったという。移転時点で築60年を迎えて老朽化していたうえに、拡大した業務に対してかなり手狭で、市役所の機能が周囲の複数のビルなどに分散していた。このため、市役所内の連携の悪さや事務効率の低下が指摘されていた。だから新市庁舎への移転は、必要なことだったのだろう。
約823億円におよんだ総事業費が妥当かどうかはともかく、地上32階、地下2階、市庁舎としては日本一を誇る高さ155メートルの8代目庁舎は、新型コロナウイルス感染症の流行を直後に控えた2020年1月31日に竣工。...

