「首を絞めて殺害した」と供述「安達優季容疑者」殺人罪での再逮捕はいつ? 「警察は供述を翻される可能性も考慮して捜査をしている」
京都府南丹市で小学生の安達結希くん(11)が行方不明になってからひと月が過ぎた。結希くんは4月13日に遺体で発見され、京都府警は16日に義父の安達優季容疑者(37)を逮捕。「車で小学校に行った後、殺害した」といった供述をしていることは報道されているが、逮捕容疑は死体遺棄だ。安達容疑者の同容疑での勾留期限は26日。今後の捜査の見通しを元刑事に聞いた。
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京都地裁が安達容疑者の勾留を認める決定をしたのは17日だった。身柄の勾留は10日間だから26日が期限となる。神奈川県警元刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は次のように説明する。
「勾留は原則10日間ですが、延長請求を裁判所が認めればさらに10日間の延長が可能です。今回は間違いなく延長すると思います」
計20日間の勾留で、期限は5月6日となる。
「通常、死体遺棄事件の捜査にそれほど時間はかかりません。しかし、安達容疑者が結希くんの遺体を複数箇所に移したと供述していることから、13日に遺体が発見された場所だけでは不十分で、そこに至るまでの全経緯を解明する必要があります。そのため、渓谷の公衆トイレや溜池、容疑者の車なども丁寧に捜索しており、通常より数倍の捜査量が必要になると思います。さらに、容疑者が被害者の家族だということも物証の確保を困難にしています。例えば、車内から被害者の毛髪が発見されたとしても、家族ですから不自然さはなく、有力な証拠とはならない。そのため、捜査未完了ということで勾留延長を請求するはずです」(小川氏)
証拠が必要
そして死体遺棄事件と同時に、殺人についての捜査も進行しているという。
「容疑者は任意聴取の段階で『首を絞めて殺した』と殺害を認める供述をしているようですが、死体遺棄容疑で逮捕・勾留されている今は殺人に関する直接的な取り調べはできません。それでも上申書は取っているでしょうし、録音・録画もしているでしょう。あくまでも任意聴取の段階で得た情報に基づいて捜査を進めていると思います。例えば、溜池の捜索で水中ドローンまで使っているのは、ビニール袋やキャリーバッグといった遺棄に使った道具はもちろん、殺人に繋がる証拠も探しているはずです」(小川氏)
本人の自白だけでは弱い。
「いわゆる『私がやりました』といった自白だけで有罪判決が下されることはありません。かといって状況証拠だけでは“紀州のドン・ファン事件”のように立件しても無罪になる可能性がある。さらに、容疑者が殺人についての供述を翻す、あるいは黙秘に転じる可能性もゼロではない。そのためにも容疑者だけが知りうる秘密の暴露があり、そこから体液等の痕跡が見つかるなど客観的物証に繋がれば有力な証拠となり得ます」(小川氏)
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