ベストセラー『買ってはいけない』を世に出した“トンデモ本大賞”作家が激白3時間…世界中の天文学者を驚かせた“ナゾの飛来物”の正体
産経新聞の読者は4月9日付の第2面下、全五段の新刊広告を見て、のけぞったのではないか。
『未知との遭遇 3i/ATLAS “やつら”はついにやってきた』(船瀬俊介著、ビジネス社刊)。
【写真を見る】これが「やつら」の正体だ! 著者が熱く語る「人類は未曽有の厳戒態勢に突入だ!」
オビには〈“彗星”ではない。“UFO母艦”だ!〉とある。どうやら、巨大なUFOが来ていることを“暴露”した本らしい。
「実は、この著者・船瀬俊介氏は、一定の固定読者をもつ、知る人ぞ知る“ベストセラー作家”なのです。共著も含むと300冊以上を上梓しています。それだけに版元が大広告で“勝負”に出たのも、わかるような気がします」(船瀬ファンの編集者)
いったい、この著者は、なにものなのか。そもそも〈やつら〉とは、どこから来た、誰なのか。このたびデイリー新潮編集部は、この不思議な本を上梓した船瀬俊介氏なる人物に、正式に取材を申し込み、約3時間にわたり、話をうかがってきた。この前代未聞のインタビュー、あなたは最後までついてこられるだろうか。
やってきたのは「彗星」ではなかった……
船瀬俊介氏は、消費・環境問題を中心に執筆、講演活動をつづける評論家である。今年76歳。顔には深々としたシワが刻まれているが、年齢のわりに髪の毛はあるし、そもそも白髪がない(一切、染めていないという)。その声量はとても76歳とは思えない大迫力で、話し始めたらとまらない。全身から、なにか異常なエネルギーがあふれ出ており、自分で制御できなくなっているような、“超パワフル老人”である。
まず、この本の内容を、ご自身で解説してもらおう(本論に入るまでに、量子力学や宇宙古代史の“基礎知識”解説が1時間近くあったのだが、紙幅の都合でカットします)。
「昨年の7月1日、ある彗星らしき物体が地球に接近し、チリに設置された〈ATLAS〉(小惑星地球衝突最終警報システム)にキャッチされたんだね。これが観測史上、3番目の〈interstellar object=重力に束縛されない、さまよえる恒星間天体〉だったので、〈3i/ATLAS〉(スリーアイ・アトラス)と名付けられたわけだ」
この〈3i/ATLAS〉は、たしかに世界中の天文関係者の間で、話題となった。Wikipediaにも、科学論文レベルの解説が載っている。
「最初は単なる彗星だと、誰もが思っていた。ところが、ハーバード大学のアヴィ・ローブ博士が、これは地球外生命体による宇宙船の可能性があるとの論文を発表した! これで大騒ぎになったわけだよ」
ちなみに、このアヴィ・ローブ博士も実在するし、その論文とやらも、たしかに発表されている。ただし、この博士は、以前にも恒星間天体を地球外生命体のものだと指摘したことがあるようだ。
「とにかく観測の結果、とんでもない大きさだった。20kmだよ! ほぼマンハッタン島とおなじ大きさだ。一部には50kmとの説もあった。さらに接近ルートが、ほぼ太陽の黄道面に沿っており、そのようなルートで侵入できる確率は、わずか1000万分の1。どう見ても自然の彗星とは思えない。しかも300個の小さな“物体”を従えている。ということは、〈3i/ATLAS〉は巨大母艦で、大量の子機を従えて来たんじゃないか。さらに7.2時間ごとに加速、発光点滅しているという。なにかのメッセージだよ」
……実際に船瀬氏は、このほかにも、さまざまな専門用語やデータをあげてかなり細かく説明してくれたのだが、次の話になったときは、特に力が入った。
「〈やつら〉の侵入ルートは、48年前に〈Wow!シグナル〉が来たのとまったくおなじ、射手座の方角からだったんだよ!」
先の編集者氏が、「〈Wow!シグナル〉は天文学史上、いまだに解決されていない、謎の信号です」と、まじめに解説してくれた。
「宇宙には、微細な自然電波があふれています。ところが、1977年8月15日、オハイオにあるビッグイヤー電波望遠鏡が、射手座の方向から来た、強烈な電波信号をキャッチしたのです。明らかに自然電波ではない。興奮した観測員が、印刷された信号記録を朱字で囲んで〈Wow!〉と書き込んだ。以来、この謎の電波信号を〈Wow!シグナル〉と呼んでいます」
今回の〈3i/ATLAS〉は、その〈Wow!シグナル〉の方向から「ついに」やってきたというわけだ。
「昨年10月3日に、〈3i/ATLAS〉は火星に最接近した。まさに観測の絶好チャンス! ところが世界のどこの宇宙探査機関も沈黙だ。まるでかん口令が敷かれたかのよう。画像すら公開されない。NASAに至っては、この日、職員の大半に自宅待機命令を出したんだよ。こりゃあ、どう見ても“隠ぺい”したい何かを、NASAはキャッチしたとしか思えない。現に、米議会のアンナ・パウリナ・ルナ下院議員は、NASAに対し、〈3i/ATLAS〉の情報を公開するよう、要求した。このニュースはYouTubeで観られるよ。〈3i/ATLAS〉は、48年前にメッセージを送ってきた〈やつら〉じゃないのか。〈やつら〉にとって48年なんて、一瞬のことだからね」
では、その〈やつら〉とは、どこの誰なのか……? 船瀬氏の驚愕解説はとどまるところを知らない。だが核心に入る前に、この“超パワフル老人”の足跡について、説明しておこう。
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