高市首相の警戒度マックス「参院で40人以上のグループ」 チルドレンはまとめられず、仲間はゼロの悲哀が

国内 政治

  • ブックマーク

「参議院クラブ」の立ち上げ

 自民党の石井準一参議院幹事長らが新しいグループを立ち上げた。「参議院クラブ」と名付け、旧派閥から横断的に参院議員40人以上が参加。旧派閥の復活やグループの立ち上げなどを高市早苗首相は警戒していたが、「参議院クラブ」への警戒度はそうした動きの中でもマックスなのだという。

 自民の石井参院幹事長はグループ立ち上げにあたって、次のように述べている。

「我々の参議院クラブは派閥でないということを、まず明確に申し上げておきたい。小グループの中で、我々の経験知や我々の考え方を共に伝えていきたいクラブということでありますので、和気あいあいに誰でも入れるのかなというソフトなイメージを皆で考えて、自由民主党参議院クラブという名称で。心合わせができるような人間関係をしっかりとつくるべく、そうした指導もしていきたいなと」

 グループの主旨はあくまでも高市政権を支えることで、他のグループとの重複エントリーも認めるという。

高市氏の警戒マックス

「会見で派閥ではない点が強調されていましたが、高市政権を支えることと合わせて額面通りにとらえる人は政界にいないでしょう。そもそも東京地検特捜部の捜査を受けて当時の岸田文雄首相(自民党総裁)は自ら率いる岸田派の解散を宣言。その後、他派閥も解散表明することになりました。その騒動の記憶が生々しい中で、派閥を立ち上げたなどとは口を避けても言えない環境が続いていることは事実です」

 と、政治部デスク。

「高市氏は石井氏のグループ立ち上げを割と早くから聞きつけ、警戒心をあらわにしていました。他の旧派閥の会合などにも目くじらを立てていましたが、今回の参議院クラブへの対抗心に比べれば歴然としていました」(同)

 石井氏は千葉県選出の当選4回。ハマコーと呼ばれた浜田幸一元衆院議員の秘書を務めた後、千葉県議を経て参院選に打って出た。

次ページ:高市チルドレンも取り込めず

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。