「中国はローマ帝国にはなれない」――名監督・篠田正浩と語り合った大国の限界と日本の行方

国際 中国

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 南米ベネズエラに続く中東イランへの軍事攻撃で、アメリカと世界の分断が深まっている。世界のパワーバランスが激変するなか、巨大な経済力と軍事力を背景に権威主義国家として存在感を高める中国はこれから何を目指すのか。

 長年、建築と文学から文明の盛衰を探究してきた名古屋工業大学名誉教授の若山滋氏は、新著『漢字文化圏の興亡 中国の限界、日本の前途』で、世界をアルファベット圏と漢字文化圏に大別したうえで、今や「米中で世界を二分」する構えさえ見せる中国について、従叔父で映画監督の篠田正浩氏(1931―2025)との思い出をまじえて綴っている。...

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