開幕カード負け越し巨人、むしろよく1勝できた…戦力が戻ってくるまで我慢しつつ、収穫に目を向けよ【柴田勲のコラム】

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開幕カード負け越しは14年ぶり

 2026年のプロ野球が開幕した。

 阿部慎之助監督率いる巨人は阪神3連戦(東京ドーム)を1勝2敗と負け越した。開幕カード負け越しは14年ぶりだ。

 昨季は8勝17敗の難敵だ。ひょっとして3タテされるのではと思っていた。よく一つ勝った。しょうがない。

 巨人はまだ戦う態勢が整っていない。

 1勝1敗で迎えた3戦目、4点差のリードを許したが、新外国人、ボビー・ダルベック、泉口友汰の本塁打などで一時は1点差で逆転した。

 でも魔の8、9回となってしまった。大勢、ライデル・マルティネス不在の影響をもろに受けた格好となった。

浦田俊輔はよく頑張っている

 8回は船迫大雅が四球から崩れて坂本誠志郎に同点打を浴び、後を受けた中川皓太も2死二、三塁から木浪聖也に二塁内野安打されて2点を追加された。船迫、中川にしてもボールが打者のベルト周辺に集まっていた。

 木浪の一打で勝負あった。この時、二塁の浦田俊輔が一、二塁間のゴロになんとか追いついたが打球の処理にもたついて二塁走者・坂本の生還まで許してしまった。

 これは仕方がない。野球にエラーやミスはつきものだ(記録は2点内野安打)。内野には打球が多く飛んでくるし、難しい打球も多い。

 浦田は出遅れている吉川尚輝の代役として出場している。プロ2年目でまだ新人のような選手だ。身体能力はもちろんあるけど、吉川と比べるとスケールが違う。脇役タイプだ。よく頑張っていると思う。

救援陣は「どうかな…」という顔ぶれ

 9回は石川達也が森下翔太にトドメの1号ソロを浴びるなど4失点だった。

 この試合、ドラフト3位の山城京平(亜大)が先発した。一言で言ってしまえば「荷が重かった」になる。試合後は石川と共に2軍落ちした。しっかり調整してまた1軍に戻ってほしい。

 それにしても巨人の救援陣は大勢、マルティネスが抜けるとウーン、どうかなという顔ぶれになる。二人はWBC帰りということで考慮されて開幕1軍から外れた。どうやら大勢が31日の中日戦(バンテリンドーム ナゴヤ)から1軍に昇格するようだ。

 私に言わせれば「開幕から入っておけよ」だが、昔と違って現在はそうはいかない。選手ファーストだ。

 マルティネスも近く上がってくるだろう。それまではブルペン陣、みんなで頑張っていくしかない。

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