スマホを持たない中年男性が財布を忘れて出張した結果…周囲のありがたみを噛みしめつつ“どうにか事なきを得た”という話
「人」のありがたみを感じた借金生活
2万5000円を得た後はいざ神楽坂へ。デイリー新潮のインタビューを新潮社で行ったわけだが、終了後、次の目的地に移動する私にタクシーを拾ってくれた担当編集者が「貴重な現金ですから」と言い、タクシーアプリのGOで事前に支払ってくれた。
この後は会社員時代の上司の退職祝いの会へ。会費は8000円だったため、非常に助かった。何しろその後2次会、3次会とあれば、ヘタすりゃ一晩で2万5000円が吹っ飛びかねない。しかし、先輩方が多く、飲み代は2次会3次会両方とも奢ってもらえ、さらには出世した後輩がタクシーで東京の定宿まで送ってくれた。持つべきものは「人」だよなァ……としみじみと感じた3日間の借金生活であった。
ちなみに、後に妻から言われたのが、空港で親切そうな人に「PayPayで妻が1200円送るので、現金1000円ください」とやってもよかったかもしれないね、ということ。確かにそれもあるが、昨今寸借詐欺も横行しているから警戒されるだけで恐らくはうまくいかなかっただろう。



