「麒麟・川島」が「内村光良」を抜いたワケ 「理想の上司」初の1位 「包容力」に加わった要素とは

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理想の上司アンケート

 明治安田生命が2月25日に発表した「理想の上司アンケート」で、麒麟の川島明が初めて男性部門の1位に選ばれた。前年6位からの浮上であり、昨年まで9年連続で首位だった内村光良を上回った。【ラリー遠田/お笑い評論家】

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 調査対象は今春社会人になる学生880人。場の空気を読み、誰も傷つけずにまとめる力、感情的にならず落ち着いて対応する姿勢が支持された理由だという。この調査結果は単なる有名人の人気投票ではなく、「いま新入社員がどんな上司を求めているか」を表すデータとして重要な意味を持っている。

 川島が首位になった背景には、理想の上司像そのものの変化がある。明治安田生命の調査結果の資料によると、今年の男性上司像に関しては「これまでの優しさや親しみやすさに加え、頼もしさや知性的なイメージが重視される傾向」があるとされている。

 たしかに、2位の内村、4位の安住紳一郎に加えて、3位に鈴木亮平、5位にカズレーザー、6位に伊沢拓司、8位に藤井貴彦と、穏やかさだけでなく、知性や頭の回転の速さを感じさせる顔ぶれが並んでいる。

 同調査では、入社前から転職サイトに登録している学生が18.8%もいる上に、1社に長く勤めたい人が25.7%にとどまるなど、若年層のキャリア観がすでに流動化していることも示されている。つまり彼らは、絶対的な威厳を持つ上司よりも、変化の多い環境で自分を安全に運んでくれそうな「有能で話しやすい人」を求めているのだと考えられる。

 それを踏まえると川島が1位になったのも納得できる。彼は「ラヴィット!」でTBSの朝の顔として生放送を回し続けてきた。その仕事ぶりの本質は、自分が前に出て場を支配することよりも、多人数の出演者を同時に生かしながら、空気の乱れを笑いに変換して整えることにある。

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