安全保障研究の第一人者「佐瀬昌盛さん」 貫いた現実主義と公平【追悼】
物故者を取り上げてその生涯を振り返るコラム「墓碑銘」は、開始から半世紀となる週刊新潮の超長期連載。今回は2月24日に亡くなった佐瀬昌盛さんを取り上げる。
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国際政治学者で防衛大学校教授として長く教鞭を執った佐瀬昌盛さんは、東西冷戦、安全保障研究の第一人者として活躍してきた。
50年以上親交の深かった、ユーラシア21研究所理事長の吹浦忠正さんは振り返る。
「現実を緻密に客観分析、やがて政策提言にも関わりますが、感情を交えて語らず、政治の思惑に合わせることもない。...

