「りくりゅうペア」にポケットマネーで4000万円贈呈…「木下グループ」が製作を手掛けた「国民的女優」の主演作とは
総合格闘技も
「意外にも総合格闘技です。人気格闘技イベント・PRIDEが消滅後、主力選手だった柔道・バルセロナ五輪男子78キロ級金メダリストの吉田秀彦(56)をエースに据えた格闘技イベント『戦極』が08年に旗揚げされました。実は、木下グループはディスカウントストアのドン・キホーテらとともにバックアップし、同イベントの運営会社の初代社長には木下氏が就任しました。ところが、運営方針をめぐって考え方が合わず木下氏は手を引き、フィギュアをバックアップするようになったのです。『戦極』は10年12月の大会を最後に、翌年にはドンキも手を引き活動停止に追い込まれたので、木下氏の判断は賢明でした」(格闘技ライター)
そして、フィギュア以外にも、木下グループが多大なる貢献を果たしているのが映画界だ。
「木下氏は無類の映画好きとしても知られ、06年に公開された、元千葉県知事で俳優の森田健作(76)が主演の『I am 日本人』に初めて出資。11年には、映画製作・配給事業を担当していた部門を『キノフィルムズ』として独立させ、木下氏は同社の代表取締役に就任しました」(映画担当記者)
同社設立後、自社製作の作品では、主人公が各地をめぐって事件や事故の犠牲者を悼む旅を続ける姿を描いた「悼む人」(15年)、チェ・ゲバラと共に革命闘争に参加したフレディ・マエムラの生涯を、姉弟による伝記を元に映画化した「エルネスト」(17年)などを手がけた。さらに、各映画会社が配給する作品に出資もしている。
17年からは新たな監督発掘を目的にした「木下グループ新人監督賞」を創設。さらには、新宿・横浜・神戸・福岡などで映画館「kino cinéma」を運営しているが、木下氏の“映画愛”が深くなったのは、ほかにも理由があるという。
「20年11月に亡くなった、元東映グループの会長だった岡田裕介氏とは、師弟のような関係でした。岡田氏が海外の映画際に行くときは、木下氏もほぼ同行していた。岡田氏といえば、女優の吉永小百合さん(80)の“後見人”のような存在。岡田さんが世を去った今、木下氏がその後釜と言えます。昨年10月にはキノフィルムズの製作・配給で『てっぺんの向こうにあなたがいる』が公開。今後も、吉永さんの主演映画はキノフィルムズが手がけるのではないでしょうか」(同前)
今後は「りくりゅうペア」のような才能を、映画界で発掘するかもしれない。





