「母は聖なるものだから」産後の妻は手も握らせない…45歳夫の情欲が向かった先は 今では「冷えた夫婦仲でいい」と割り切るまでに
【前後編の後編/前編を読む】結婚式の当日に「正社員だから選んだ」と知らされモヤモヤ… 美人妻へのときめきも半年で冷めた45歳夫の“女運”
藤倉寛太さん(45歳・仮名=以下同)は、5歳年下の梨惠さんとの結婚式で、自分が「正社員」だから妻に選ばれたと知る。寛太さんも梨惠さんが美人だったことに惹かれた経緯はあるものの、新婚ムードは早々に失せ、妻への敬意を抱けないことに悩むようになる。寛太さんの両親は彼が高校生の時に離婚。ひきこもりの兄をめぐる父と母の対応の違いが別れの理由だと後に知るが、人との距離感のおかしい母に違和感を覚えていたという。母、過去の交際相手を通じた「女はわからない」という思いを、妻に対しても抱いたのかもしれない。それでも結婚1年後に生まれた息子は可愛く、この子のために家庭を守ろうと考え直した。
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【前編を読む】結婚式の当日に「正社員だから選んだ」と知らされモヤモヤ… 美人妻へのときめきも半年で冷めた45歳夫の“女運”
ところが寛太さんのそんな思いとは裏腹に、梨惠さんは息子を連れて毎日のように実家に入り浸っていた。帰宅しても妻子はおらず、義父が車で送ってくることもしばしばだった。
「カップラーメンをすすっている僕を見て、『なんだ、寛太くん。うちに来て食べればよかったのに』と義父が言う。次からは惣菜を梨惠に持たせるようになりましたが、僕が望んでいるのはそういうことではない。親子3人で自立して生活しようと梨惠に何度も言ったけど、彼女は『だって実家なら食費が助かるもん』と気にもしていない」
あげくの果てには「何を怒ってるのかわからない」とまで言われて、寛太さんは脱力したという。
「しかも……妊娠してから、梨惠は僕にいっさい触れなくなった。僕が手を握ろうとしたらはねのけられたこともあります。母というのは聖なるものだというようなことも言われた。息子が産まれて半年ほどたったころ、誘ってみたら汚らわしいものを見るような目で見られました。でも、そういうことをしたんだから息子が産まれたのにとつぶやいたら、『あなたって最低』って。愛情表現じゃないのかよとぶつぶつつぶやくしかなかった」
妻のアイデンティティは「聖なる母」なのだろうが、現実的には「決していい母親には見えなかった。むしろ子育てを祖父母に丸投げしている母だった」と寛太さんは言う。自立していない妻を持ったときの夫の嘆きは留まるところを知らない。
「妻は息子を幼稚園に入れる気もなかったみたいなんですよ。さすがに義父母も、それはまずいと思ったのか、彼らが動いて幼稚園に入園させました」
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