沢口靖子、米倉涼子に代わって… 「松嶋菜々子」が握るテレ朝の命運 「看板番組が喉から手が出るほど欲しい」
2年連続で視聴率トップに立つテレビ朝日が、女優の松嶋菜々子(52)を起用して大勝負に打って出た。滑り出しは順調に見えるが、その成否やいかに……。
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大地真央を脇役に
テレ朝一押しの冬ドラマといえば、「おコメの女―国税局資料調査課・雑国室―」(木曜21時~)である。松嶋が演じるのは、東京国税局内の「複雑国税事案処理室」(通称・ザッコク)率いる国税調査官だが、
「1月8日放送の初回世帯視聴率は10.0%と2桁スタートを切り、以降は8.9%、9.7%、8.5%、9.2%と波はあるものの好調を維持しています。『家政婦のミタ』(日テレ系)やNHK朝ドラ『あんぱん』などで人気を博した松嶋は“今もっとも数字を持っている女優”の一人。その彼女をテレ朝初となる連ドラ主演に抜てきしました」(民放ドラマスタッフ)
松嶋以外のキャスティングも話題となっている。人気急上昇中の5人組ユニット「M!LK」の佐野勇斗(27)や、元欅坂46メンバーで「news zero」(日テレ系)キャスターも務めた長濱ねる(27)ら新進俳優のほか、
「高橋克実(64)や寺尾聰(78)らベテラン勢も手堅く配置。しかし何より驚くのは、宝塚の元トップスターで“ギャラもトップクラス”の大地真央(70)を脇役で使っている点です。よく練られた配役ですね」(同)
テレ朝の力の入れようは番組PRからもうかがえる。大相撲初場所で、松嶋と主題歌を歌う斉藤和義(59)が大写しになった懸賞旗が掲出され、話題になった。
「ドラマのPRで懸賞を利用するなど前代未聞。1本7万円の懸賞旗は1場所(15日間)単位で取るため、1取組2本を掲出した『おコメの女』はこのPRに210万円を使ったことになります。ま、費用対効果を考えれば安いものでしょう」(スポーツ紙デスク)
看板ドラマの消滅危機
業界が注目するのが脚本だ。クレジットはg.O.A.Tとなっているが、
「英語のスラングで“史上最高”を意味するそうです。正体はテレ朝内で結成された4名ほどの若手脚本家たちといわれています。そのためクオリティーは回ごとにムラがあり、それが視聴率にも反映されている。とはいえ、話の筋に破綻はなく、安心して見られる作りになっています」(前出のスタッフ)
局内の叡智を結集した“総力戦のドラマ”と評判の裏で、テレ朝関係者が明かすには、
「シリーズ化がすでに決定しているそうです。27年間続いた沢口靖子(60)主演の『科捜研の女』が1月に終了し、『相棒24』も最近は数字が振るわず、主演の水谷豊さん(73)の年齢も気がかりです。不起訴になったものの、ガサ入れ騒動でイメージダウンした米倉涼子(50)を『ドクターX』にキャスティングすることはもうないという話も。高視聴率をたたき出したシリーズドラマが次々と消えてゆく中で、新たな看板番組が喉から手が出るほど欲しい状況にあります」
昨年の年間平均視聴率で、個人・世帯において2年連続の“ダブル3冠”を達成したが、局内に浮かれた雰囲気は見られないという。
「3冠(全日・ゴールデン・プライム)といっても、13~49歳の年齢層に絞ったコア視聴率で見れば数字は芳しくなく、そのため営業も苦戦しています。またキー局の中でも株式の時価総額では、TBSや日テレ、不祥事続きのフジにさえ遠く及ばない不動の4位に甘んじて久しい。いまや視聴率タイトルだけが局のアイデンティティーとなっていて、死守するために皆が躍起です」(同)
松嶋も気合十分なようで。



