永作博美が14年ぶり連ドラ主演で思い出す“ドロドロ愛憎劇”…「私より不幸でいて」「どん底まで落ちて」サブタイトルも不穏な衝撃ドラマを振り返る
14年ぶりの民放連ドラ主演
俳優の永作博美(55)が4月スタートのTBS系「時すでにおスシ!?」(火曜午後10時)に主演することが、発表された。子育てを卒業したシングルマザーが、ひょんなことから鮨アカデミーに飛び込み、鮨職人を目指す仲間たちとの出会いに刺激を受けながら、前向きに生きる人生応援ドラマである。
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永作が演じるのは、14年前に夫を不慮の事故で亡くして以降、1人息子のためにまっすぐに生きてきた50歳の主人公・待山みなと。スーパーの正社員として持ち前の明るさで元気に働いているが、息子が社会人になり、家から巣立ったことで自分の時間と向き合う役どころ。永作にとっては、2012年の日本テレビ系「ダーティ・ママ!」以来、実に14年ぶりの民放連続ドラマでの主演となる。
「永作さんが『ダーティ・ママ!』で演じたのは、自分の子どもをベビーカーに乗せて捜査を行う、検挙率ナンバーワンの敏腕刑事という、現実ではあり得ない設定の役でした。第2話で最高平均世帯視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録したものの、現実離れし過ぎた設定が、視聴者の支持を得られなかったのか、全10話の平均世帯視聴率は10.5%と、当時では微妙な数字でした」(芸能記者)
永作は09年に映像作家の内藤まろ氏(56)と結婚。10年に第1子となる男児、13年に第2子の女児を出産しており、14年ぶりの民放連ドラ主演作でのシンママ役の好演が期待されている。ところで、永作といえば、俳優としての“出世作”となった、1999年4月期にTBS系で放送されたドラマ「週末婚」を思い出す向きも多いのではないか。
「もともと永作さんは、3人組アイドルグループ・ribbonの中心メンバーとして活躍。グループが活動休止状態となった91年に女優デビューを果たしました。ヒロイン役を経て、『週末婚』で連ドラに単独初主演。初共演の松下由樹さん(57)と姉妹役を演じ、毎回、とんでもないバチバチのバトルを繰り広げました。当時は黎明期でしたが、ネット全盛期の現在ならば、毎回、バズるような破天荒なドラマでした」(TBS関係者)
再放送はできない?
「週末婚」は昨年12月に77歳で亡くなった作家・脚本家の内館牧子さんの小説をドラマ化したもの。お互いの不幸を願う姉妹と、その異性関係が、複雑に絡み合う愛憎劇が描かれた。共演した松下は、映画「アイコ16歳」(83年)でデビューを飾り、ドラマ「振り返れば奴がいる」(フジテレビ、93年)、「29歳のクリスマス」(同、94年)など、数々の映像作品に出演していた。特に、観月ありさ(49)演じる新米ナースのドタバタ劇を描いた医療コメディドラマ「ナースのお仕事」(フジ系、1996~2014年)シリーズで先輩ナース役を演じ、自身の代表作となった。しかし、「週末婚」ではそんな役のイメージを見事に覆したのだ。
「松下さんは姉・陽子、永作さんは妹・月子を演じました。2人は平凡な家庭に育ち、もともと月子がエリートサラリーマンで良家の子息である豹(演・沢村一樹、58)と婚約していたにもかかわらず、豹の紹介でその兄の純(演・阿部寛、61)と出会った陽子が電撃婚。おかげで、月子の婚約が破談になり、姉妹が憎しみ合うようになります。当時は、今よりもはるかにコンプラが緩かったので、職場で女性を見下すようなセリフが多く、男女の営みのシーンもふんだんに盛り込まれていました。おそらく、再放送は厳しいのではないでしょうか」(同前)
各放送回のサブタイトルもなかなか過激。「私より不幸でいて」(第1話)、「いっそ死ねばいい!」(第3話)、「どん底まで落ちて」(最終回)などなど。全13話の平均世帯視聴率は16.0%を記録。99年10月に放送され、ドラマのその後を描いた2時間のスペシャルドラマは15.5%を記録した
「第1話の陽子の結婚式では、駆けつけた月子が純の両親にいかに陽子はふしだらな女性だったかを暴露する衝撃的な展開に。永作さんも松下さんも、本当に互いを憎しみ合う役とあって、現場もかなりピリピリしていたようです。そんな空気感が迫真の演技につながり、『第21回ザテレビジョンドラマアカデミー賞』にて、永作さんは主演女優賞、松下さんは助演女優賞を獲得しました」(同前)
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