食事に呼ばれたと思ったらブティックに連れて行かれ…「筒美京平さん」がヒット曲を作り続けられた理由「みんなが憧れるようなことをやらないと」

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超スタイリッシュ

 その生き方、生活スタイルは船山曰く、

〈「時代のトップを走っている人のおいしいところを掴み取るのがヒットには大事なんだ」…だから「え!? この人とやるの」っていう意外な作家との組み合わせがとても多いんです〉

〈「みんなが憧れるようなことをやらないとみんながいいと思う音楽は作れない」が持論だった〉

 そして、こんな風にアドバイスされたというのは売野だ。

〈京平先生に会ったその日に言われたことがあります。僕らの仕事は自分が資本だということ。見たこと、聞いたこと、体験したことが全部音楽になる。何を見るか、着るか、食べるか。本、映画、芝居、旅行、車…。それらすべてが血となり肉となり、いつかペン先から、メロディーや歌詞となって戻ってくると教えられた。京平先生は曲を書くのが天職だし、ヒット曲を書くのが自分の役割だと思っている人でした〉

 時代を先取りするということでもないし、たんに一流にこだわるというのともちょっと異なる。ひと言でいえば、超スタイリッシュといったところか。その頂点から見えるものが万人に響いたのは、やはり天才のなせる技だったということだろうか。

峯田淳/コラムニスト

デイリー新潮編集部

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