「偏差値40から医学部合格」のウラで、学費が「年間1000万円」を超えることも…時代錯誤な「京都の壮絶予備校」に熱視線が注がれる理由とは

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人気が高まる医学部受験

 目下、大学受験シーズン真っ只中だが、少子化が進むなか私立大学を中心に指定校推薦や総合型選抜が大幅に増加。一般入試を経て進学する学生は減少傾向で、現役志向も強まるなど、過熱の一途をたどってきた受験戦争にも変化がみられる。

 だが、「医学部受験」だけはいまも“別世界”のようだ。国公立・私立を問わず偏差値65以上が当たり前で、浪人も珍しくない。受験が複数年にわたることを前提に、家族の生活予定を組むこともあるという。

「背景にあるのは、医師という職業に対する根強い安定信仰と、富裕層を中心とする教育投資の巨大化です。混迷する国際情勢、進化を続けるAIなど、不安要素が山積みのいま、どんな仕事に就いていればわが子の将来は安泰なのか。親世代の悩みは深く、とにかく子どもを“確実なレール”に乗せたい。その思いが、医学部受験へと親を駆り立てています」(教育専門誌関係者)

 もちろん、子どもが希望する進路と、受験を突破するだけの成績が伴えば問題ないだろう。だが、そのハードルの高さゆえ、医学部受験に不安を抱えない親は少ないはずだ。たとえ、大金を払ってもわが子を医学部へ入れたい――。そんな思いを抱く親が頼る医学部専門予備校があるという。

 京都・室町通に校舎を構える「京都医塾」の担当者はこう語る。

「学力だけを見ても医学部には受かりません。本気の覚悟が必要なんです」

学習も生活も“完全管理”

 京都医塾は創立40年で、これまで1000人以上の医学部合格者を送り出してきたそうだ。

 同塾の担当者によれば、

「偏差値40以上の医学部医学科専願者に限定した最終合格率は61%に達しています。これは進学校のトップ層の学生だけを集めた数字ではありません。他の塾で結果が出なかった生徒や多浪生、生活習慣が崩れていた生徒も含まれています。定員は年間最大100人で、あくまでも少人数制にこだわり、全生徒に1年間専用の完全個室ブースを用意します。学習も生活も”管理の下”で進められるのです」

 しかも、京都大出身を中心に講師陣を固めている。

「1人の生徒に対して、最大13人の講師がチームを組んで、科目別・段階別に指導を行っています。進捗や性格、弱点まで共有される仕組みです。単に“教える人”で終わらず、学習計画の修正から生活指導まで関与するわけです」(同)

 入塾前に学力を分析し、必要とあれば小学生レベルの計算や読解から教え直すことも。

「1日の学習時間は最大14時間、年間学習時間は5,000時間以上にのぼります。1日を8コマに分け、15分刻みでスケジューリングを実施。分からないまま次へ進むことは許されません。生徒に割り当てられる個室ブースは、朝8時前から使用可能。自習時間も講師が巡回して、状況を把握しています。スマートフォンの管理、姿勢、集中状態までチェックされるため“逃げ場”はありません。ただ、私たちはそれが結果につながると考えています」(同)

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