「冬ドラマ」総崩れの「日テレ」に何が起きている? 実力派プロデューサーの相次ぐ退社、「セクシー田中さん」の影響も
日本テレビに異変が起きている。12年連続で年間個人視聴率の三冠(ゴールデン帯、プライム帯、全日帯のトップ)を成し遂げた“王者”の座をテレビ朝日に奪われたのは2024年。昨年も三冠はテレ朝に持って行かれた。そして年が明け、1月期のドラマが総崩れだという。
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現在、日テレにはドラマ枠が9つある。そのうち年間視聴率に大きく影響するゴールデン・プライム帯(19〜23時)の連ドラは以下の3つだ。
●「冬のなんかさ、春のなんかね」(水曜22時)主演:杉咲花(28)
●「パンダより恋が苦手な私たち」(土曜21時)主演:上白石萌歌(25)、生田斗真(41)
●「パンチドランク・ウーマン―脱獄まであと××日―」(日曜22時30分)主演:篠原涼子(52)
現在までの世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は――。「冬のなんかさ」は初回の3・8%に始まり、第2話が3・3%、第3話が3・0%。「パンダより」は初回の4・9%から、第2話と第3話が3・9%、第4話は3・7%。そして「パンチドランク」は初回の3・6%から、第2話が3・5%、第3話が3・2%、第4話でとうとう2・8%にまで落ちた。日テレ関係者が言う。
「プライム帯ドラマの合格点が世帯9%と言われる中、3%台や2%台では話になりません。主演を見ると、若手実力派の杉咲はまだしも、上白石の相手役に生田、さらに篠原です。芸達者であることは認めますが、何年前のキャスティングだ?と言いたくもなります」
そうは言っても、生田は23年7月期の「警部補ダイマジン」(テレビ朝日)で、篠原は24年4月期の「イップス」(フジテレビ)で主演を務めている。
タイトルにも難あり
「生田の『ダイマジン』は初回こそTVerの再生数が100万回を突破しましたが、世帯視聴率は4・7%。第2話以降の視聴率は発表もされませんでした。篠原の『イップス』は話題のバカリズムとW主演でしたが、脚本が別の人だったせいか全話の平均が4・7%。そもそも生田の出世作『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(フジ)も篠原の『ハケンの品格』(日テレ)も07年の放送ですからね。ひと昔どころか、ふた昔近くも前のキャストと言っていいでしょう」
王者・テレ朝は「再会〜Silent Truth〜」(火曜21時)に、昨年の「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS)で話題になった竹内涼真(32)を起用。TBSは日曜劇場「リブート」(日曜21時)で鈴木亮平(42)の相手役に戸田恵梨香(37)を持ってきた。
「しかも、他局と比べ日テレのドラマのタイトルは長い。昔から長いタイトルのドラマは当たらないと言われています。かつて日テレでヒットしたドラマも『太陽にほえろ!』『熱中時代』『ごくせん』『家政婦のミタ』と短いのは、新聞のラテ欄の1行に収まるからです。現在のラテ欄の1行は10文字。初回放送には【新】が入りますから9文字が限界です。これを覆したのは『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)ですが、“逃げ恥”という略称で定着しました。対して今期の日テレのドラマは、いずれも10文字以上であることに加え、略称も定着しにくいものばかり。見てみようという気持ちも起きにくい。もはや壊滅的です」
なぜこんなことに? やはり年間三冠王の座をテレ朝に奪われて士気が落ちたのか。
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